この記事では地方への移住に興味がある方へ、大阪府南河内郡太子町の特徴や魅力をご紹介します!
大阪府太子町は、河南町および千早赤阪村と共に南河内郡に属している町です。聖徳太子の御廟があることから「聖徳太子ゆかりの地」として知られています。
町内には日本最初の官道である竹内街道(たけのうちかいどう)が通っています。県境は奈良県です。
太子町を拠点に地域商社として活動する株式会社京谷商会が、太子町に移住することについてメリットとデメリットをまとめて解説します。
太子町の地図と立地
大阪府太子町は大阪市中心部まで40分程度しかかからず、通勤や通学にとても便利な土地です。
近鉄南大阪鎖線の上ノ太子駅および喜志駅から、電車でスムーズに移動できますよ。
また、車でのご移動が多い場合は南阪奈道路の羽曳野東ICおよび太子ICが最寄りICです。
およそ3キロメートル四方の範囲に収まる形状で、コンパクトで機能的な町づくりが可能です。
現状ではやや高齢化が進んでいるものの、歴史情緒があふれ、住人同士の絆が強い土地柄ですよ。
太子町の商店・飲食店について
移住先で暮らしをはじめるとき、やはり気になるのは飲食店や商店の充実ぶりです。
日用品や食材を購入するにあたって、スーパーマーケット「サンプラザ」があります。
また、大型スーパーの「ラ・ムー」ホームセンターの「カインズ」薬局の「コスモス」など、主要な店舗が1ヶ所にまとまっているのでとても便利です。
主要なコンビニはローソン、ファミリーマート、セブンイレブンがありますよ。
太子町の飲食店
飲食店は15席程度のアットホームなお店ばかりですよ!
京谷商会のライター陣おすすめの飲食店を、いくつかご紹介しますね。
また、京谷商会でも地域の方を支える「配食のふれ愛」サービスを行っています。毎食栄養満点のお弁当をお届けしていますので、ご高齢の方の地域移住でも安心です!
交通手段や公共交通機関について
移住のネックとなるのが交通の便です。
最寄り駅は、近鉄南大阪線の上ノ太子駅(羽曳野市)と喜志駅(富田林市)があります。
太子町内を走るバス
詳しいスケジュールなどは随時変更があるため、太子町役場のホームページをご確認ください。
なお、急な金剛バス廃止に対応する形になったため、バスの本数はまだ多くありません。太子町への移住の際には自家用車として自動車やバイクを利用することが好ましいです。
子育てや学校、教育について
町内には小学校が2校(公立2校)、中学校が2校(公立1校、私立1校)あります。高校は1校(私立1校)です。
大学については隣接する河南町に大阪芸術大学があり、一部が太子町にまたがっています。
なお公立高校の学区は大阪7区です。東住吉区、平野区、松原市、 富田林市、河内長野市、羽曳野市、 藤井寺市、大阪狭山市および河南町、千早赤阪村が同じ学区に位置します。
7区には全14校があり、生野高校や富田林高校などが有名校です。
太子町立総合スポーツ公園総合体育館も利用できます。
太子町に移住したあとの子育てサポートについて
大阪府太子町は移住してこられる方の子育てを全力で支援しています。
例えば月に1度「こんぺいとう広場」という園庭開放日があります。また、優しい司書さんがいる太子町立図書館でもおはなし会などのイベントが行われていますよ。
そのほかにも、お寺などで有志のみなさまが子育て相談などを積極的に開催されています!
「西方院「子育て相談お話会」 インタビュー」の記事も参考になさってくださいね。
太子の子育て支援は、「太子町の出産・子育て支援」も詳しくまとめています。
治安や犯罪発生件数について
太子町内は隣接する富田林警察署が所轄となっており、交番が1軒あるのみです。
ですが、町内での犯罪や交通事故の発生件数は少なくあまり治安の悪さは感じられません。
ただし、主要道路では奈良と大阪市内を移動する大型運搬車両が通行しています。そのため小さなお子さんや高齢者の方とお住いの場合はご留意くださいね。
太子町では通学中の子どもたちを守るために、スクールゾーンや進入禁止措置もあり安心感がありますよ。
ご高齢者の方へ向けては「徘徊高齢者SOS ネットワーク事業」など充実した支援があります。町全体でおじいちゃんやおばあちゃんを見守る体制が整っていますね。
会社設立や事業開始について
太子には聖徳太子ゆかりの地として豊富な観光名所がたくさんあります。しかし「超昭和温泉宿 太子温泉」が唯一の宿泊施設なので、ほぼ全ての訪問者が日帰りでの旅行です。
太子タウンでは起業されている方にもインタビューしていますのでぜひご覧くださいね。
なお、太子町では特定エリア内での空き家などを活用した飲食店の開業に対して最大150万円(補助率2分の1)の補助金を用意しています。希望の方は太子町空き家バンクをこまめにチェックしてみるのがおすすめです。
また、株式会社京谷商会では町内で起業される個人や法人の事業者にサポート業務を行っています。税理士や司法書士、社労士などの専門家のご紹介や、スモールオフィスの賃貸など、ご希望の方は一度ご相談ください。
税務署、法務局などについて
法人設立のための公共施設については、基本的に隣接する富田林市や羽曳野市にあります。
納税や届け出が必要な税務署は富田林税務署、登記や謄本の取得については富田林法務局です。
また労務に関する届け出などを行う労働基準監督署は羽曳野市、ハローワークは河内長野市となります。
なお、町内の金融機関はJAバンクとゆうちょ銀行のみです。都市銀行や地銀、信用組合などとの取引については富田林市あるいは羽曳野市の支店を利用することになります。
商工会については、やはり富田林商工会が管轄するエリアです。しかし太子町の事業者のみが加盟する富田林商工会の太子支部もありますのでご確認ください。
新規就農や農業について
太子町は大阪を代表するブドウの産地のひとつです。そのため町内には傾斜地を中心として数多くのブドウ畑があります。
稲作や野菜の生産も見られますが、基本的には太子町内の農家の大半がブドウ農家です。シーズンになると特設の直売所が営業し、多くの買い物客で賑わいますよ。
新規就農ではブドウ栽培の知識や技術が学べる「ぶどう塾」が積極的に活動されています。ブドウ栽培の経験がなくてもブドウ農家としての第一歩を踏み出しやすい環境です。
また、耕作放棄地が町の各所にあります。しかし大規模農業に向いている農地は決して多くありません。また、放棄地の多くが田んぼであり、野菜の生産には畑への転換について知識や経験が必要でしょう。
株式会社京谷商会では、耕作放棄地を再生させた農業に取り組んでおり、町内外の直売所や、オンラインのECサイトを通じて農産物の販売を行っています。(現在休止中)
老後の暮らしについて
太子町の高齢者福祉は充実しており、老後の暮らしでは安心できる点が数多くあります。
町内にはコミュニティバスが運行しています。福祉センターや町役場など高齢者の暮らしに配慮した運行ルートが設定されているため、免許を返納したあとも安心ですね。
また、買い物についてはコープの営業エリア内ですので活用することで買い物の手間が省けます。
なお、株式会社京谷商会では高齢者向けに昼と夜の配食サービスを行っており、1日2回の食事をご家庭までお届けしています。
地域コミュニティについて
太子町は元気なご高齢者が多く、実は全国平均より10歳も健康寿命が長いことがわかっています。
そのためコミュニティも活発で、皆さんさまざまなサポート活動をされています。
太子町生涯学習センターでのサークル活動にも、沢山の方が参加されていますよ。
また、京谷商会でも地域の皆さんと一緒に「高齢者向けスマホ・デジタル活用講座」や「太子町ノルディックウォークCLUB」、「なんだか懐かしい 歌声喫茶」などを行っています。みなさまのご参加をお待ちしています!
健康や体力づくりについて
二上山をはじめ山々が近い太子町は、適度な起伏がある町並みであ散歩やランニングなどには最適です。
交通量も決して多くありませんので、朝夕の時間帯には数多くの人々が運動を楽しんでいますよ!
週末や長期休暇などには町外からもサイクリングやハイキングなどのグループが訪れます。
健康的なイベントも多く開催されていますよ。二上山で行う「山頂マルシェ」や元旦の「二上山元旦初登り」などは体力づくりにもってこいです。また急斜面の上にある「上の太子観光みかん園」も大人気ですよ。
京谷商会では太子町の観光コンテンツを増やすため「太子町ノルディックウォークCLUB」を運営しています。
部屋や家探しの難易度について
太子町は大阪市内へのアクセスが良いことから、市内の企業への通勤圏内です。しかしその一方で人気も高く、空き家や空き部屋があまり多くないことも特徴です。
ただし、町内には戸建てに加えてアパートやマンションも少なからずあります。そのため全く空き部屋が見つからないというような状況でもありません。タイミングさえ合えば好立地の物件に空き部屋を見つけることもできるでしょう。
もし太子町へ移住して就職先を探される場合には、株式会社京谷商会までご連絡ください。公開している求人以外にも各種のお仕事について新たな人材を募集しています。