「親の認知症に悩んでいる」「最近、徘徊がはじまって困っている」など認知症の家族を持つ方で、不安に感じていることはありませんか?

太子町では、そんな不安を少しでも軽減し、認知症の方々とその家族が安心して暮らせるような支援があるんですよ。

支援とは、「認知症高齢者等SOSネットワーク事業」という名前で、認知症の方々の安全を守るためのものです。

本日の太子タウンは、「認知症高齢者等SOSネットワーク事業」について詳しくご紹介します。

認知症高齢者等SOSネットワーク事業とは

太子町を含む南河内では、認知症の方がもしもの時に迷子になった場合、速やかに対応できるよう「認知症高齢者等SOSネットワーク事業」を展開しています。

この制度は、認知症の方の個人情報を事前に登録しておくことで、行方不明時に警察や関連機関と連携し、迅速な発見を目指します。

太子町内にお住まいで、徘徊の可能性がある認知症の方々がこの事業の対象となります。(若年性認知症含む)

施設に入所されている人は、対象外となるので注意が必要です。

南河内圏域の広範な連携

この事業は、太子町だけでなく、南河内圏域の市町村(松原市・富田林市・河内長野市など)の広範な連携により支えられています。

徘徊する認知症の高齢者が見つかった際、これらの市町村を通じて情報が共有され、早期発見へと繋がります。このようにして、太子町は認知症の方とその家族が安心して生活できる環境作りに努めています。

登録方法と必要なもの

登録を希望する家族は、太子町のいきいき健康課(地域包括支援センター)窓口へ直接行き、事前登録届を提出する必要があります。

登録には、写真と印鑑が必要ですが、このサービス自体は無料で提供されています。

登録完了後、家族は見守りQRコードのシールを10セット受け取ることができ、これを使って認知症の方の日常生活をさらに安全にします。

見守りQRコードのシールは以下のような役割があります。

見守りQRコードシール

太子町は、認知症の方の安全対策として、衣類や靴に貼り付けることができるQRコードシールを提供しています。

このシールは、認知症の方が迷子になった際、誰でも簡単にスマートフォンでQRコードをスキャンすることで、関連機関への連絡先が表示される仕組みです。

これにより、認知症の方の身元確認と家族への速やかな連絡が可能になります。

配食のふれ愛太子店でも見守りサービスを展開しています

太子町に根差し、地域の高齢者の方々手作りの食事を届ける「配食のふれ愛太子店」は、ただの食事配達サービスにとどまらず、地域密着型の見守りサービスを展開しています。

【配食のふれ愛太子店】お弁当のご紹介~普通食~

このサービスは、高齢者の方々が安心して自宅での生活を続けられるように、食事の配達を通じて健康や安全を見守るものです。

配達員が直接自宅を訪れることで、日常的に高齢者の様子をチェックし、異変があった際には迅速に家族や関連機関へ連絡することが可能です。

無料安否確認サービス

お弁当を頼んで頂くと、安否確認は無料です。

配食のふれ愛太子店でもQRコードを用いて安否確認をおこなっています。

お弁当をお渡しし際に、事前に登録しておいたQRコードからご家族様、介護担当者様にメールがいくという仕組みです。

このサービスにより何時にご自宅に行ってお顔が見れたのかなど詳細な情報が明らかになるので、ご好評頂いております。

お弁当を頼んでいなくても安否確認サービスが利用できます

もしお弁当をご注文頂かなくても、1回270円で、昼のみ、夜のみ、昼と夜両方など安否確認を承れるので、ぜひご利用ください。

認知症高齢者などSOSネットワーク事業まとめ

認知症の家族を持つことの不安を少しでも軽減できるよう、太子町は「認知症高齢者等SOSネットワーク事業」をはじめとする支援を展開しています。

事前登録やQRコードシールの提供を通じて、認知症の方の安全と家族の安心を守る取り組みは、地域社会の強固な支えとなっています。

太子町健康福祉部のいきいき健康課(地域包括支援センター)窓口へ詳細を確認し、この機会にぜひ登録を検討してみてください。

太子町健康福祉部いきいき健康課内 太子町地域包括支援センター

電話0721-98-5538
ファックス:0721-98-2773
メールwebmaster@town.taishi.osaka.jp