NPO法人 太子町ぶどう塾

大阪有数のぶどう産地で有名な太子町には、ぶどう農家を支援する「NPO法人ぶどう塾」があります。

本日は、太子町の特産品であるぶどうの魅力を伝え、地域の活性化をはかるため活動している「ぶどう塾」をご紹介します。

NPO法人 ぶどう塾とは

大阪府南河内郡太子町は古くからぶどう栽培が盛んで、現在でも町内に約80ヘクタールのぶどう園があります。

ぶどう農家の高齢化と後継者不足が原因で、年々栽培面積が減少しており、その対策が大きな課題です。

そのような背景もあって、ぶどうの知識・技術力の向上に力を注ぐべく、地域住民が中心となって関連機関と連携をとり平成12年に「ぶどう塾」が誕生しました。

「ぶどう塾」で1年間学び、卒業後にNPO登録することで会員となり、「ぶどう塾」の運営支援へとステップアップすることが出来るそうです。

この「ぶどう塾」は令和元年には、豊かなむらづくり全国表彰式にて「近畿農政局長賞」「日本政策金融公庫農林水産事業本部近畿地区統轄賞」の2つの賞を受賞しています。

ぶどう塾の活動内容

「ぶどう塾」は毎年4月から1年間開催され、その1年間の中で合計10回(予備日を合わせると15回)ぶどう栽培の基礎知識と技術を学びます。

また技術を習得した会員は援農隊として派遣され、太子町にあるぶどう農家を手伝うこともあるそうです。

2022年は10月に開講式が行われ、2023年の4月より本格的に「ぶどう塾」の活動が始まります。

ぶどう塾

ぶどう塾理事長のテレビ出演

ぶどう塾理事長である佐藤正滿さんが2022年07月27日放映のNHK番組「おはよう関西」の中で「DIYで始める〝スマート農業〟」に取り組んでいる農家として紹介されました。

大阪府は、今年1月から「大阪府スマート農業機器自作支援事業補助金」という農家向け補助金をはじめています。(補助金の申込みは2022年8月31日まで)

必要な装置を農家に自作してもらい、その材料費を上限25万円で半額補助するというものです。

ぶどう塾理事長の佐藤さんは、ビニールハウスの中の温度と湿度を計測する「環境測定装置」を自作しました。

この機械を使用すると、ぶどうの生育に影響を及ぼすとされている40度以上の高温を感知した場合にスマホへ通知がいくようになっています。

いままでは日に何度も温度をチェックしにビニールハウスに足を運んでいた佐藤さんですが、環境測定装置のおかげでスマホに通知が来た時だけハウスに行けば良くなり、日々の仕事時間が1時間短縮されたそうです。

ぶどう塾 塾生募集内容

常に最新技術を取り入れて、ぶどう農家を応援されている佐藤さんから直接ぶどう栽培のノウハウを学べる「ぶどう塾」。

「ぶどう塾」は9月1日から今期の塾生を募集します。この機会に、ぶどう栽培を学んでみませんか。

主催 特定非営利活動法人太子町ぶどう塾
期間 2022年10月20日(土)〜2023年(令和5年)8月19日(土)うち15日間
場所 太子町内 ぶどう塾研修園
受講資格 ぶどう栽培の基礎知識・技術を希望し研修後に太子町内でぶどう農家の作業支援ができる方
受講料 税込み5,000円 保険料参加者負担(500円)
応募方法 往復ハガキに①住所 ②氏名 ③年齢 ④電話番号 ⑤職業 ⑥農業経験 ⑦ぶどう栽培について思うことを記入し郵送
応募期間 2022年9月1日〜9月30日 必着
応募先 〒584−0045 大阪府富田林市伏見堂1004-229
NPO法人 太子町ぶどう塾 佐藤 正滿
電話番号 090-8378-2072

応募結果は後日連絡が入ります。