本日5月3日はゴミの日です。
数字の「53」を「ゴミ」と読む語呂合わせが由来だそうですよ。

大阪府太子町のごみは、「もえるごみ」や「粗大ごみ」のほかに、資源ごみとして「空きカン・空きビン」「金属類」「ペットボトル」「プラスチック製容器包」に分別されています。

太子町では各地域の協力によりごみステーションが設けられ、毎週火・金曜はもえるごみ毎月第2・4週水曜日は粗大ごみが収集されています。

そのほか資源ごみは、毎月第1・3水曜日は金属類毎月第4木曜日(7月~9月は、毎月第2・4木曜日)はペットボトル毎月第2・4月曜日は空きカン・ビン毎月第1・3木曜日はプラスチック容器の日です。

集められたごみはしっかりとリサイクルされて、美しい太子町の自然を守るために役立っています。

大阪府太子町のごみ分別のはじまり

大阪府太子町は1956年(昭和31年)の9月30日に磯長村(しながむら)・山田村が合併して誕生した町です。

そのため太子町のごみの分別がいつから始まったのか、どのように変化してきたのかという歴史や記録は正確には残っていません。

しかし1900年に日本初の公衆衛生のための法律「汚物掃除法」ができるまで、各市町村にごみ処理の方法は義務付けられていなかったので、太子町でごみの処理が始まったのもこの頃からであると考えられます。

【太子町太子】西方院の片隅のカフェ「ittou」

大阪府太子町におけるごみ問題への取り組み

大阪府太子町では豊かな自然環境を守るために、町をあげてごみ問題の解決へ取り組んでいます。

例えば近年活発になっているSDGs活動にも賛同しており、2020年の12月にはSDGsの目標のひとつである「海の豊かさを守ろう」の実現のため、「太子町プラスチックごみゼロ宣言」を行っています。


これは、使い捨てプラスチック削減やリサイクルを推進するための宣言で、例えば太子町役場では職員のみなさんのマイ箸・マイボトルの使用や、会議でのプラごみを減らす活動をされているそうです。

ひとりひとりの意識を変えていくことから環境保護につなげようというメッセージを感じますね。

大阪府太子町における環境保護への取り組み

また太子町の取り組みでは、2050 年に CO2(二酸化炭素)を実質ゼロにして地球温暖化を防ぐ目的で、2018年4月に「太子町地球温暖化対策実行計画(事務事業編)(略称「太子町エコチャレンジ・プラン」)の策定も行っています。

みなさんの身近なところでは、太子町とダイドードリンコ(株)と提携して設置した「カーボンニュートラル自販機」などが活躍しています。

この自動販売機では売り上げの一部が太子町の環境保護推進のための寄付になったり、災害時に無料で飲み物を取り出せる災害ベンダーとしての役割も果たしています。

ごみのポイ捨ては、「太子町美しいまちづくり条例」で禁止されていますので、自動販売機で購入した空きカン・空きビンはしっかりと分別して毎月第2・4月曜日にゴミに出すようご協力をお願いします。

太子町カーボンニュートラル自販機

日本のごみ分別の歴史

日本で伝染病の流行を防ぐためごみの処理が始まったのが1900年ということもあり、まだまだごみの分別の歴史は浅いと言えるかもしれません。

1960年代以降の高度経済成長期は、大量製造と大量廃棄の時代となり、各地で公害が問題となりました。
こういった課題に対応するため「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法)が制定され、このとき初めて産業廃棄物は排出した事業者自身が処理することが義務化されます。

今では当たり前となっているごみの分別は、この段階ではまだ各家庭には浸透していませんでした。

大量廃棄が地球環境や人々の生活に与える影響が問題視されるようになったのは1990年代で、このころから徐々に家庭でのごみ分別が始まりました。

Reduce(リデュースごみの削減)、Reuseリユース:再利用)、Recycleリサイクル:再資源化)」という3Rが意識されるようになり、そしてその流れは今もSDGsという活動へと続いています。

ごみを適正に減らしてゆくためにも、大切なのは町に住むひとりひとりが正しい分別を心がけてゆくことです。

大阪府太子町でも様々な取り組みが行われていますので、人々の生活や環境を守るためにも、こういった太子町の活動を応援してゆきましょう。

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