聖徳太子御廟の結界石

大阪府太子町の叡福寺には聖徳太子のお墓があります。
その聖徳太子のお墓の周りにある「結界石(けっかいせき)」をご存知でしょうか?
今回は「結界石」についてのお話です。

【太子町太子】聖徳太子が眠る場所、叡福寺に行ってみた

結界石

結界石」とは寺院や修行の場、あの世とこの世を隔てるなど特別な意味をもつ領域を示すために建てられた目印の石です。
小さな石から人間の背丈ほどの物まで様々あるようです。

太子町の叡福寺の聖徳太子御廟(しょうとくたいしごびょう)でも太子町にある他の古墳群には見られない「結界石」と呼ばれる石で周りを囲まれています。
結界石は上と下で二段あり、それぞれ「中段結界石」「下段結界石」と呼ばれています。外側の下段結界石は江戸時代に寄進されたもの、中段結界石は下段よりも古く、弘法大師が寄進したという伝説が残っていますが、はっきりした時期は分かっていません。

結界石」は築造当時には存在せず、17世紀頃に付け加えられたと考えられています。
中段結界石」は448基、「下段結界石」は478基あるそうです。

また聖徳太子御廟の七不思議の一つに御廟の周りにある結界石は何度数えても数が合わないというものがあります。
数える機会があれば数えてみて下さいね。

アクセス

名称 叡福寺
所在地 大阪府南河内郡太子町太子2146
アクセス 近鉄南大阪線「上ノ太子」駅から金剛バス太子中央循環線に乗り、「聖徳太子御廟前」で下車
または近鉄長野線「喜志」駅から金剛バス太子葉室循環線に乗り、「聖徳太子御廟前」で下車
地図

※お手洗い・駐車場あり