7月29日(土)と30日(日)に科長(しなが)神社御祭禮(ごさいれい)山田だんじり祭が開催されました。
29日はだんじり祭の宵宮(よいみや)で、だんじりの曳き出しをおこないます。
宵宮とは前夜祭のような意味合いがあり、神社へ向かうのは翌日の本宮だけです。
午前中のだんじり曳行
朝8時ごろから、各地車小屋からだんじりが出て、5地区ごとの独自ルートを回っていきます。
以前、大道地区のかたに全地区のルートを伺ったところ「みんな自分の地区のルートしかわからないので、音がしたほうへ走って撮影しに行きなさい」というスパルタ指示が入ったことを思いだしました。
朝から行われた曳行は昼ごろには停車させ、だんじりに夜のパレード用の提灯を取り付けいったん休憩時間に入ります。
夕方からのやり回し
18:00から、太子町役場裏の駐車場に各地区のだんじりが一台ずつ勢いよく入ってきます。
今年は、永田→後屋→東條(ひがんじょ)→大道→西町の順番でした。
去年は感染症拡大の影響で、役場でのやり回しは行わなかったようです。
全地区が役場裏の駐車場に集合したあと、来賓の方々からの挨拶があり、その後地区ごとにやり回しがスタート。
やり回しでは、提灯に光がともされ、勇ましい曳き歌とともにだんじりを走らせたり横に揺らしたり、技を披露していきます。
見せ場でだんじりを横にゆすったり、だんじりの上で曳き歌を生で歌いながら曳行するのは、南河内地方のだんじり独自の文化なのだそうです。
やり回しの順番は永田→西町→東條→大道→後屋です。
大変な盛り上がりに、朝から曳いているというのに曳き手の人たちのこのパワーはいったいどこから来るんだ…と思わずにはいられませんでした。
翌日は、科長神社への宮入をおこなう本宮(ほんみや)です。