カーボンニュートラル自販機

大阪府太子町役場に、カーボンニュートラル自販機が設置されています。
このカーボンニュートラル自販機は正式には「ゼロカーボンシティ推進型自動販売機」と呼ばれています。

 

電力消費を抑えるだけでなく、災害時に飲み物を取ることができたり、役目を終えた自販機の部品のほとんどをリサイクルできるようになっています。

太子町ではこの自動販売機は、ダイドードリンコ(株)との提携により、太子町コミュニティバス待合スペース(太子町役場1階正面玄関前)聖和台第1公園と第4公園に合計3台設置されています。

太子町カーボンニュートラル自販機3
聖和台第4公園前

太子町とゼロカーボンシティ

太子町では美しい自然を守るため、以前から地球温暖化対策などの環境保護に力を入れてきました。

近年ではSDGsが叫ばれており、企業だけでなく都市も含めて地球にやさしい取り組みを行うことが重要になってきています。

太子町では、平成30年4月には「太子町地球温暖化対策実行計画」を行い、第1次太子町エコチャレンジ・プランとして町役場での省エネなどに積極的に取り組んできました。
また今ある自然を未来へと残していくために、令和3年7月20日には「太子町ゼロカーボンシティ宣言」を行うとともに、令和3年9月16日ダイドードリンコ(株)と「太子町のPR」「健康、福祉、教育」「安全・安心」「環境」「産業、観光」の分野での包括連携協定を締結しました。

このような環境にやさしい取り組みの一環として、太子町のカーボンニュートラル自販機が誕生しています。

この自動販売機で飲み物を購入すると売り上げの一部が太子町に寄付され、太子町におけるゼロカーボン事業のために使われます。
また、この自動販売機は停電などの災害時に飲み物を取り出すこともできる、「災害救援ベンダー」の機能も備わっており、人にやさしい自動販売機です。

飲み物を買うだけで気軽に環境保護の手助けができるのは、とてもうれしいですね。
のどが渇いたときは、ぜひこの太子町のカーボンニュートラル自販機を利用してみてください。

ゼロカーボンシティとは

ゼロカーボンシティとは、再生可能エネルギーを利用し二酸化炭素排出量がない、地球環境に優しい都市のことです。

日本のゼロカーボンシティとは、環境省が定義した2050 年に CO2(二酸化炭素)を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らが又は地方自治体として公表された地方自治体を指します。
実質排出量ゼロ」とはCO2などの温室効果ガスを排出する量と、森林などが光合成により吸い込む除去量とのバランスがとれるようにすることです。

日本でも多くの自治体が賛同し「ゼロカーボンシティ宣言」を行っています。

太子町も未来へ向けてしっかりと取り組みを行っているのですね。
住民一人一人が意識を変えることで、太子町がよりよい町になるように力を合わせてゆきましょう。