夏休み!勾玉づくり体験開催

今年も、太子町立竹内街道歴史資料館での「勾玉(まがたま)づくり体験」がスタートしました。

夏休みといえば、勾玉づくり体験!と連想できてしまうほど、太子町の方々にはなじみ深い長年続いているイベントです。

【大阪府太子町】古代の勾玉(まがたま)づくり体験

今年は、7月27日(水曜日)7月28日(木曜日)7月29日(金曜日)8月18日(木曜日)8月19日(金曜日)の5日間の開催となっています。

「太子タウン」は初日の7月27日の体験にお邪魔してきました。

【太子町山田】竹内街道(たけのうちかいどう)歴史資料館に行ってきた

用意されているもの

太子町立竹内街道歴史資料館の入り口で、事前申し込みした名前の確認そして参加費300円を支払うと勾玉づくりで使う材料のセットが渡されます。

袋の中には

・作り方の説明書
・石
・紐
・紙やすり3種

が入っています。

渡されたセットを持って、資料館地階の講座室へ。

勾玉づくりスタート

竹内街道資料館の学芸員さんから袋の中に入っている材料1つずつの説明があり、材料を見ながら作り方の流れを教わりました。

まずは、石に鉛筆で勾玉のアウトラインを書きます。

そのアウトラインに沿ってひとりひとりの目の前にあるブロック状の石で、最初に粗削り開始。ここがなかなか大変ですが子どもたちは集中して削っていきます。

動物の牙のようになったり、がんばりすぎて少し小さくなってしまったり、この時点で個性がどんどん出てきていました。

大まかな形になったら次は、荒目の紙やすりで形を整えていきます。全体を削ったら箸に巻いて、勾玉の一番えぐれている部分を作っていくのです。

次に中目の紙やすりで角を取っていきます。次第に使っている途中の固形石鹸のように角が丸くなっていきます。

最後に耐水ペーパーで水とぎを行うと、この工程で勾玉がつやつやに変わっていくので「ツルツルになった!」と歓声を上げる子どももいるほどです。

研がれた勾玉は白のままでも美しいのですが、希望者は青に染めてもらっていました。

青の染料が乾くのを待つ間、太子街人(がいど)の会の紙芝居「聖徳太子」が演じられました。太子町の子供たちにとって聖徳太子は身近な存在であり、なじみのある地名やお寺が登場するので親しみやすい内容だったようです。

最後には自分たちで作った勾玉を身に着けた、うれしそうな集合写真を撮らせてもらいました。

歴史を身近に感じることができる、貴重な機会があるのは素晴らしいですね。

アクセス

名称 竹内街道歴史資料館
所在地 大阪府南河内郡太子町山田1855
電話番号 0721-98-3266
開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 毎週月曜日(その日が休祝日の場合は開館) 年末年始(12月28日~1月4日)
入館料 一般200円、高大生100円、小中学生50円(特別展示期間中は入館料変更の場合あり)
アクセス 近鉄南大阪線「喜志駅」か「上の太子駅」から金剛バスに乗り「六枚橋」で下車 徒歩10分
地図

土日祝は太子町コミュニティバス(畑南~太子町役場区間)が運行しています。

お車でお越しの場合は、南阪奈道路太子ICでおりてから南河内グリーンロードを経由し、国道166号へ入って5分ほど走ると見えてきます。
道の駅「近つ飛鳥の里・太子」の駐車場を利用すると便利です。

時期によっては特別展示が行われていることや展示室を閉鎖していることもあるので、資料館へ立ち寄る前にホームページで最新情報をチェックしてください。