シリーズ「かるたでめぐる太子町」では、筒井完次さんの「切り絵でめぐる太子町郷土史かるた」を解説します。
隔週更新で太子町の歴史や史跡を紐解いていきますので、お楽しみに!
今回は「あ」の札「阿弥陀如来(あみだにょらい)まつるよ隔夜堂(かくやどう)」です。
かるたについては「切り絵でめぐる太子町郷土史かるた」の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください。
「あ」阿弥陀如来 まつるよ 隔夜堂
「切り絵でめぐる太子町郷土史かるた」の「あ」の読み札は、「阿弥陀如来 まつるよ 隔夜堂」です。
取り札では、隔夜堂と西方院につながる石階段が、繊細な切り絵で表現されています。
説明書きは「叡福寺の門前にある1間四面の仏堂。本尊は石造阿弥陀如来坐像(大阪府指定有形文化財)で花崗岩の一刀彫り」です。
隔夜堂とは
隔夜堂は、叡福寺の門前に位置する小さなお堂です。
御本尊は石造りの阿弥陀如来坐像で、平安末期か鎌倉初期の作といわれており、1970年に大阪府指定有形文化財に指定されています。
蓮華座に座る高さ72cmの阿弥陀石仏で、高さ1.1mの舟形光背(ふながたこうはい)を背にしているそうです。
お堂は扉が閉められているため御本尊を直接拝むことはできませんが、叡福寺と西方院の間に位置するため、お近くに寄られた際はぜひお立ち寄りください。
アクセス
名称 | 隔夜堂 |
所在地 | 〒583-0995 大阪府南河内郡太子町太子1772 |
アクセス | 電車の場合、上之太子(南大阪線)または喜志(長野線)で降り、路線バスで「聖徳太子御廟前」下車。 お車の場合は羽曳野東か太子インターから約5分。 |
地図 |