上ノ太子駅(かみのたいしえき)は大阪府太子町の最寄駅です。
太子町の大きな住宅地「聖和台」にほど近く、みなさんの玄関口として利用されています。
ぶどう畑に囲まれた、空気のおいしいのんびりとした駅ですよ。
上ノ太子駅
上ノ太子駅は近畿日本鉄道(近鉄)南大阪線の駅で、大阪府羽曳野市飛鳥に位置しています。
隣駅は、阿倍野方面が駒ケ谷駅、橿原神宮前方面が二上山駅です。
上ノ太子駅のある太子町周辺はぶどう・みかんなどのフルーツの名産地で、駅からは山の斜面に広がる一面のブドウ畑を見ることもできます。
普段は止まらない急行電車も、「上の太子観光みかん園」へのお客さんが増える10~11月の土休日には臨時停車するようになります。
太子町のおいしいみかんの人気ぶりがうかがえますね。
聖徳太子像
上ノ太子駅の一角に、2021年11月27日聖徳太子の銅像が完成しました。
太子町は、聖徳太子のお墓がある町として有名です。
聖徳太子は飛鳥時代の十七条憲法制定や遣隋使派遣などで多大な功績を残されています。
その聖徳太子が亡くなってから1400年後の節目として、聖徳太子没後1400年記念実行委員会が令和2年12月よりクラウドファウンディングで銅像を建てる寄付を募っていました。
地元の太子町住民からはもちろん、関東、北陸、近畿、四国などからも寄付があり、終了日には当初の目標金額を上回る1200万円以上の寄付金が寄せられています。
像は高さ1.9mで、台座を含めると3.2mと存在感があります。
デザインは1万円札の肖像画をモチーフにしており、きりりとした表情です。
太子町役場のホームページではこの聖徳太子像について「これからはこの地に訪れる人々を迎えるとともに、次の100年にかけて地域を見守っていくシンボル」と記しています。
その和やかなお顔で、太子町だけでなく日本中を見守ってほしいですね。
ぜひ上ノ太子駅へ立ち寄られる際は、聖徳太子像のそばへ立ち寄られてください。