太子町で活躍する皆さんにお話を聞きに出かける太子タウンの「太子のひと」の第10回は、「ロマンティック農園」の長達也(おさたつや)さんのインタビューです。
太子町で取り組まれていること、太子町で活動することになった経緯や、そして太子町の皆さんへのメッセージもいただいております。
インタビュアーは、太子タウン記者の土井が担当しました。
長達也さんの太子町での取り組み
長達也さんは太子町で、どのようなお仕事に取り組まれているのですか?(以下、敬称略)
長「ロマンティック農園では秋冬に椎茸、夏はぶどうを育てています。他にも1年前にロマンティック生産という加工場を立ち上げて、佃煮、デラウェアのジャム、椎茸のパウダー、乾燥椎茸などの加工も始めました。」
ロマンティック農園という名前の由来は何ですか?
長「農園をインパクトのある名前にしたいと考えていた時、ふと思いついたのがロマンティックという言葉だったんですよ。そこで皆さんの食卓がウチの椎茸やぶどうでロマンティックになればいいなという想いからロマンティック農園と名付けました。」
印象に残りますし、素敵な由来も含めてロマンティックなネーミングですね。
太子町で働いたキッカケ
長さんは、どうして太子町で働くことになったのですか?
長「僕自身は鹿児島の奄美大島出身で、妻が太子町出身です。妻の父が農業をしていたのですが体調が悪くなってしまって跡継ぎもいないということで、僕が継ぐ決断をしたというのが太子町で働き始めたキッカケです。」
農家の後継者問題を目の当たりにしたという経緯があったのですね。因みに継がれる前は何の仕事をされていたのですか?
長「一番長く働いていたのはアパレル業界です、その他に飲食店の経験もありました。飲食業界での経験が加工等に繋がっていって、ロマンティック農園のロゴデザインもアパレル時代の知り合いに頼んでデザインしてもらったりと過去の経験は現在に活きている部分もあります。」
アパレル業界に勤めていたと聞いて帽子がオシャレなのにも納得してしまいました。
太子町の印象
長さんから見た太子町の印象は?
長「僕は独身時代に大阪市内に住んでいましたが、失礼ながら太子町の存在は知らなかったんですよね。だからこそ天王寺まで約30分でこんな長閑な場所があったのかという印象を持ちました。また自然が豊かで緑が占めていて子どもにとっては住みやすく一番良い環境なのかと思っています。」
都心へのアクセスも良く、自然豊かで子育てには良い環境なのかもしれませんね。
長「僕も島の出身なので子どもが育つ環境は自然がいっぱいのところの方が安心ですね。
後は農業をやっているので先輩たちに分からないことがあれば教えていただいたりして人の温かさを感じることも多いです。」
人の温かさを身近に感じることが出来るのも魅力かもしれませんね。
太子町の人へのメッセージ
最後に、なにか太子町の皆さんにメッセージをください。
長「太子町の道の駅や近隣の自治体のイベントにも参加することがあるのですが、そこで太子町の方から「太子で作っているの?」と言われることもまだまだあります。若いファミリー層に太子町でも新規の就農者が居て同世代の農家が色々なものを作っているということを知ってもらえたら、若い層に農家のことを知ってもらい農業が身近になれば太子町がより活気づくのではないかと思います。他にも太子でマルシェなどのイベントが出来れば良いなとも考えています。まず太子町民の方に知ってもらうことが、農家の皆さんが頑張ろうというパワーになるのでロマンティック農園を今後ともよろしくお願いします!」
長さん、インタビューを受けていただき、誠にありがとうございました。
最後のメッセージでは、農家という存在が身近にあることを知ってもらうことが農家全体の力になるという考えを持って仕事に向き合っている熱意を感じました。是非皆さんの食卓をロマンティック農園の食材でロマンティックに彩って下さいね!
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