ロマンティック農園「イチジクとトマトのカリーソース」発売

食欲の秋に、胃袋をくすぐられるもの…そう「カレー」です!

今回はロマンティック農園に新登場した「イチジクとトマトのカリーソース」をご紹介します。

名前だけですでにもう美味しそうなソースについて、ロマンティック農園の長(おさ)さんにお話を聞かせていただきました。

お腹が空くこと間違いなし!

イチジクとトマトのカリーソースとは

イチジクとトマトのカリーソースとは、ロマンティック農園の長さんが野菜や果実の加工・販売をしている「ロマンティック生産」でこの秋に発売された新商品です。

「育てたものすべて食卓へ」というコンセプトで、雨の影響で実が割れてしまったトマトやイチジクが余すところなく活用されています。

使われているのはトマトやイチジク、玉ねぎ、にんにく、干しぶどうなど、太子町周辺の南河内地域で取れたものばかり。

フルーティでスパイシーなこのソースは、カレー以外にも肉料理やパスタ、ピザ、スパイシー温サラダなど活用方法は無限大です。

季節限定のカリーソースで、トマトの収穫がおわり次第今季の生産は終了予定です。

道の駅「近つ飛鳥の里太子」やロマンティック農園で直接ご購入いただくことができますよ。販売価格は税込630円です。

イチジクとトマトのカリーソース

ロマンティック農園の長さんにお話を伺いました

太子タウンの記者、滋野がお電話で長さんにお話を聞かせていただきました。

滋野「こんにちは。イチジクとトマトのカリーソースについてお話を聞かせてください!」

長さん「このソースは、うちで好評だったイチジクとトマトのカレーがもとになっています。南河内や羽曳野の農家さんがロスになった果物や野菜を冷凍されていたので、そこから仕入れてカリーソースに加工しました」

滋野「すごいアイデアですね!」

長さん「どうしても雨が降るとトマトやイチジクは売り物にならなくなっちゃうんです。僕が育てたものだけじゃなくて、他の農家さんが育てたものも、すべてロスなく食卓に出したいなという気持ちがあって。」

滋野「そうなんですね、素敵です!」

長さん「ロマンティック生産はまだそんなに規模は大きくないんですが、奥さんと交代交代で作ってます。ま、手が空いた人が作るみたいな」

滋野「なるほど!」

長さん「普段はロマンティック農園で椎茸やブドウ栽培をしているので、今はちょうどその間のオフシーズンなんです。この期間は加工品をいっぱい作ったりしてます。道の駅やイベントで販売するぶんくらいですね」

滋野「すごい!ほんとに自家製ですね。他にもなにか作っておられますか?」

長さん「レモンシロップも作りました!やっぱり農家さんはおじいちゃんやおばあちゃんが多いので、例えばレモンが収穫しきれないとか、廃棄が出ちゃうみたいで、もったいないんです。でもレモンめちゃくちゃ美味しくて、皮もいい匂いだし」

滋野「太子町のレモンは美味しいですし、いいですね」

長さん「お年寄りが多いんでね、農家さん。収穫のお手伝いとか助かると思うんですよね。あとはカリーソースみたいに付加価値をつけて販売するとか。ちょっとでも収入の助けになるし、時間も手もかけて育てたものを捨てるって悲しいですし。」

滋野「ロマンティック生産で加工のアイデアは、今後も色々試す予定ですか?」

長さん「そうですね、ご縁があればいろいろ繋げたいと思っています」

 

お話をきくと長さんの優しい人柄や、地域の農家さんたちを大切に思うお気持ちが伝わってきます。

その土地で作ったものをすべて活用して、美味しくいただく仕組みづくりを応援したいですね。

ロマンティック農園

ロマンティック農園では、長達也(おさ たつや)さんとご家族が秋冬に椎茸、夏はぶどうの栽培をしています。

今回ご紹介したロマンティック生産では、佃煮、デラウェアのジャム、椎茸のパウダー、乾燥椎茸などの加工もしているそうです。

長達也さんのインタビュー記事はこちらをご覧ください。

【太子のヒト 10人目】長達也(おさたつや)さん ロマンティック農園 インタビュー