太子町で活躍する皆さんにお話を聞きに出かける太子タウンの「太子のひと」の第8回前編は、本日4月20日に誕生日を迎える田中祐二(たなか ゆうじ)町長 のインタビューです。
田中町長お誕生日おめでとうございます！
町長になられた経緯や、太子町の印象など貴重な話をいただいております。
インタビュアーは、太子タウン記者の土井が担当しました。
太子町長になられたキッカケ
田中町長は太子町で町長になられる前は何をされていたのですか？
田中町長「私は生まれも育ちも太子町です。そして大学卒業後に堺の会社で働いていました。その後、叔父さんが不動産業をやられていたので宅建の資格を持っていたので来ないかと誘われて30歳ぐらいの頃から不動産屋さんで働き始めました。また建設業もやっていた中で行政書士の資格も持っていたので、そこで何年か勤めて自分で行政書士の事務所を始めて、建設業の設計とか書類関係をする仕事と行政書士の書類関係をする仕事をしていました。」
様々な経験をされている中で、太子町長になられた経緯は何ですか？
田中町長「PTAの会長にならないかという話などがあった中で、その話をキッカケに議員にならないかという話もいただいて議員に挑戦させていただいておりました。16年近く議員として活動させてもらっていた後に町長の方に立候補させていただいたというのが経緯です。」
太子町の印象
田中町長から見た太子町の印象は？
田中町長「歴史の宝庫という印象です。自分で住んでいたら気付きにくいところもあるのですが、家の近くに用明天皇陵とかがあって小さい時に近くで遊んでいたりしました。今振り返ると他の地域に比べたら史跡が身近にありながら、それらの価値を子どもの頃は分からないなりに自然と歴史的な物と触れ合いながら成長してきたんだなと感じますね。議員や町長になって仕事に取り組んできた中で、史跡の価値が分かってきました。また他の地域の人から見たら、私たち町民が気付いていない良さを見つけて下さるということで広報サポーターなど色々な人の目を入れながら太子町の良さをアピールしていきたいなと考えています。」
確かに太子町には歴史の趣を感じることの出来る場所が多いですね。他にも太子町の印象はありますか？
田中町長「自然も豊かで田舎の部分もありますが、電車を上ノ太子駅から乗ればハルカスの方まで行けるということで利便性もあるという印象を持っています。それに通勤圏でもあるし人口も増えてきていたのですが近年は世の中全体が人口減少という中で太子町の方も人口が減っているのが現状です。それを食い止めたいという気持ちもありますが、世の中全体が下がっているのでダウンサイジングを前提とした行政運営も考えていかなくてはならないですね。」
高齢者に向けて
全国でも高齢化が進んでいる中で太子町でも高齢者の方が沢山住んでいらっしゃいますね？
田中町長「高齢者の方に、まずは日々の生活を活き活きと楽しく生活していただくことが非常に大切だと考えています。日々の生活の中で生きがいを感じながら過ごしていって欲しいなと思っています」
日々の生活を活き活きと過ごしていただくことが大切だと考えていらっしゃるのですね。
田中町長「はい。その中で自分の趣味とかやることをしっかり見つけていただくということで生涯学習施設というのを今回新しく整備させていただきました。生涯学習施設でも色々な催し物をやっていく予定をしています。生涯学習施設を利用していただきながら自分の生きがいを見つけていってほしいですね。生きるということは人に貢献したり人に役立っているというところがあれば尚生きがいに繋がっていくということで見守りとか様々な活動もしていただいているのですが、小さな事の中で自分の生きがいを見つけていっていただきたいなという想いも強いです。」
子育て世代に向けて
町づくりの中で子育て世代に向けてというのも重要なことだと思いますが。
田中町長「子どもがいる家庭の助成の対象拡充に取り組んだりさせていただいていますが、今現在太子町に住んでもらっている人を大切にし「太子町に住んで良かったな」と思ってもらうことが1番大事だと考えています。そのように思ってもらうことが増えることで人口流出を抑えることが出来るのではと思います。」
今いる太子町の住人さんを大切にするということは次世代に繋がっていきそうですね。
田中町長「太子町に住んで良かったと思って欲しいということに尽きるので、より良い町づくりに取り組んでいきたいです。太子町は子育てをするのに自然も豊かで適した場所だと思っています。そういった部分をアピールしていきたいと考えています。」
後編でも引き続き政策の話や、田中町長の意外な趣味の話などが聞けるので、お楽しみに！
