
太子町のバスは、日常の移動を支える大切な交通手段です。
車がないと不便に感じることもある地方の暮らしですが、太子町では地域をつなぐ公共交通として、誰でも利用できるバスがしっかり走っています。
今回は、町民の足として親しまれている「コミュニティバス」と「金剛ふるさとバス」という2種類のバスについて、それぞれの違いや乗り方、走っている場所などを分かりやすく紹介します。
太子町を走るバスには2種類ある
太子町内を走るバスには、「コミュニティバス」と「金剛ふるさとバス」の2種類があります。
それぞれの運行ルートや料金設定には違いがあり、使い方を知っておくと日常の移動がぐっと便利になります。ここでは、その2つのバスの違いについて紹介します。
バスの種類 | 対象者 | 主な運行エリア | 利用料金 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
コミュニティバス | 誰でも利用可 | 太子町内全域・隣接地域 | 大人200円、小人100円 | 毎日運行、誰でも使える定時バス |
金剛ふるさとバス | 誰でも利用可 | 町内の一部・隣接地域 | 乗車区間による | 毎日運行、誰でも使える定時バス |
コミュニティバスは、町内全域をカバーする定時運行のバスで、町民はもちろん、太子町を訪れた人でも気軽に乗車できます。料金は1回200円と非常にリーズナブルで、停留所も町内の主要な観光地や駅にしっかりと設置されています。
一方、金剛ふるさとバスは、富田林市、太子町、河南町、千早赤阪村の4市町村が連携して運行する広域的なコミュニティバスです。
太子町内では「喜志循環線」が運行されており、近鉄長野線の喜志駅を起点に、葉室、太子町役場などを循環するルートが設定されています。
運行は近鉄バスが担当し、交通系ICカードも利用可能です。これにより、町内外へのアクセスが一層便利になっています。
コミュニティバスの特徴と利用方法
コミュニティバスは、太子町に住む人々の「日常の足」として、多くの人に親しまれています。
リーズナブルな料金で、町内の主要施設や駅を結び、買い物や通院などにも便利に使えるのが魅力です。ここでは、ルートや料金、乗車のポイントについて詳しく見ていきます。
運行ルートと停留所
太子町コミュニティバス「たいしのってこバス」は、複数の路線で構成されています。主な路線とその特徴は以下のとおりです。
太子中央循環線
- 太子廻り:上ノ太子駅前を起点に、聖和台4丁目、しなが台、聖徳太子御廟前、太子町役場などを経由し、再び上ノ太子駅前に戻る循環ルートです。
- 山田廻り:上ノ太子駅前から、山田、推古天皇陵前、葉室歴史公園前、太子町役場などを経由し、上ノ太子駅前に戻るルートです。
上ノ太子駅町内周回線
- 春日廻り:上ノ太子駅前から、松の木保育園前、竹内街道春日西、春日、平和町、太子町役場などを経由するルートです。
- 聖和台廻り:上ノ太子駅前から、聖和台4丁目、しなが台、和みの広場前、太子町役場などを経由するルートです。
春日・畑線
太子カントリー倶楽部前から、春日、太子町役場、上ノ太子駅前を結ぶ路線です。
畑・山田役場線
太子町役場から、畑北、山田などを経由する路線です。
福祉センター役場線
- いわき台廻り:太子町役場から、用明天皇陵前、いわき台、太子町社会福祉センターなどを経由するルートです。
- 磯長台廻り:太子町役場から、磯長台、和みの広場前などを経由するルートです。
運行本数
各路線の運行本数は路線や時間帯によって異なります。例えば、太子中央循環線の太子廻りでは、1日6便程度の運行が設定されています。詳細な時刻表や運行本数については、太子町公式ウェブサイトの「たいしのってこバス」の時刻表ページをご確認ください。
運賃
運賃は1乗車につき200円の均一料金となっています。小学生以下の子どもは100円、障がい者手帳をお持ちの方は、割引運賃が適用されます。
金剛ふるさとバスの特徴と便利なポイント
金剛ふるさとバスは、富田林市・太子町・河南町・千早赤阪村の4市町村が連携し、近鉄バスなど複数の事業者によって運行されている広域型の公共路線バスです。
太子町内では「喜志循環線」が運行されており、近鉄長野線の喜志駅を起点に、葉室や太子町役場方面を巡るルートが設定されています。誰でも利用可能で、通院や役場への移動手段として利用されており、日常生活に寄り添う交通手段として地域に根付いています。
料金と乗り方
金剛ふるさとバスの運賃は、乗車区間によって異なります。
運行エリアが広範囲にわたるため、各停留所間の距離に応じた運賃が設定されており、現金、交通系ICカードの利用が可能です。バス停には時刻表が掲示されており、通常の路線バスと同様の形式で誰でも乗車できます。
日常にも観光にも使える交通手段
「コミュニティバス」と「金剛ふるさとバス」は、通院や役所への用事、買い物など日常の移動に便利なのはもちろん、太子町を訪れる観光客にとっても有効な移動手段です。
竹内街道沿いや叡福寺といった観光スポットの近くを通るルートもあるため、太子町をゆったり楽しむ交通手段として活用できます。
観光と日常が交差する、地域に根ざしたバスとして今後さらに注目されそうです。