大阪府太子町では、町民に対して生ごみ処理機無料貸し出しをおこなっています。
太子タウンでは、今年の6月〜8月の3ヶ月間レンタルをして実際に使用した様子をお届けしていました。
「生ごみ処理機使ってみた②」の記事内でご紹介した「有機堆肥」ですが、園芸用の土と乾燥した野菜を混ぜて本格的な堆肥作りに挑戦していたんですよ!
本日は有機堆肥のその後をお届けします。
「有機堆肥」はこうなりました
乾燥した生ごみと園芸用の土を混ぜ、発泡スチロールに入れて寝かすと写真のようになりました。
乾燥生ごみは、微生物によってさらに細かく分解され、どこからどうみても土にしか見えませんね。
土をかき混ぜていると、ぶどうやバナナの軸、マンゴーの種など硬い部位の果物はやはり残っていました。
しかし軸や種が残っていても問題ありません。そのまま畑に撒きましょう。
堆肥を花壇に撒こう!
作った有機堆肥は社内で育てている「ポルトジンユ」の花壇に混ぜました。
あまり聞き慣れない薬草「ポルトジンユ」は健康ハーブの一種で、沖縄県などで盛んに栽培されています。
乾燥させた葉をお湯に注ぐとお茶になるんですよ。
それでは作った有機堆肥を花壇に撒いていきます。
堆肥は、もともとあった花壇の土とさらによく混ぜると完成です!
有機の堆肥を使用すると土壌が強くなるそうなので、虫に負けない元気なポルトジンユが育つはずです!
生ごみ処理機で作られた「有機肥料」のメリット
手作りした有機肥料は美味しい果物や野菜が育つだけではないんです!
メリットを4つご紹介します。
・環境へ優しい
生ごみ処理機を使用するとごみの量が減り、結果としてごみ処理場の負担軽減に繋がります。
・科学肥料の不要
市販されてる肥料は「科学肥料」といわれ、水に溶け込むスピードが早く植物にすみやかに水分がいきわたるため即効性が期待できます。
一方、今回作った「有機堆肥」は、微生物の力を借りて植物が分解できる養分に変わるため、即効性はありせん。
しかしながら、科学薬品をなるべく使用したくないという方には最適な肥料なのではないでしょうか。
・コストの削減
生ごみから堆肥を作ることで、肥料を別途購入する必要がありません。結果として費用の削減に繋がります。
・土壌環境が整う
有機肥料は土壌の環境が良くなるといわれています。
土の栄養が偏ることなく栄養が整うことで、虫などの害虫が出にくくなり農薬の使用量を抑えることができます。
さいごに
太子タウンでは、生ごみ処理機の利用方法から有機堆肥の作り方まで全2回に渡りお届けしてきました。
捨てるはずだった生ごみが堆肥として生まれ変わり、なおかつ土壌を改善してくれるというサイクルは素敵ですよね。
太子町役場が生ごみ処理機の貸出をおこう理由として「脱酸素生活の推奨」があげられます。
地球環境への配慮と美味しい野菜や果物を手に入れれる一石二鳥の生ごみ処理機は、太子町役場にてレンタルが可能です。
気になった方は一度太子町役場に問い合せてみましょう。