大阪府南部で路線バスを運行している金剛自動車は、2023年12月20日（水）をもってバス事業を廃止します。
そこで沿線自治体および近鉄バス、南海バス、有識者らは2023年10月、地域公共交通活性化協議会を開き、存続させる路線や、運行計画についての話し合いをおこないました。
太子タウンでは、来月で廃線となる金剛バスのその後について現在分かっている最新の情報をお届けします。
「富田林市、太子町、河南町及び千早赤阪村地域公共交通活性化協議会」が開設された
2023年10月1日、富田林市、太子町、河南町、千早赤阪村の4市町村は「富田林市、太子町、河南町及び千早赤阪村地域公共交通活性化協議会」を設置しました。
この協議会では、今年12月に廃線する金剛バスの代替交通について協議を重ねる他、近鉄バスと南海バスに運行協力してもうらえるよう話し合いを続けています。
15線のうち優先する5線が決定した
上記の協議会では、現在運行されている15路線のうち、優先して確保する路線5つが決定しました。
優先される5線
優先して確保すると決まった路線は以下の5つです。
①太子町エリア
喜志循環線（喜志駅～太子町役場～喜志駅）
運行時刻：6～20時台
運行頻度：約15循環
事業者：近鉄バス
②河南町エリア（南部）
さくら坂循環線（富田林駅～さくら坂4丁目～富田林駅）
運行時刻：6～19時台
運行頻度：約11循環
事業者：近鉄バス
③河南町エリア（北部）
阪南線（喜志駅～近つ飛鳥博物館）
運行時刻：6～19時台
運行頻度：上り約15便・下り約14便
事業者：近鉄バス
④千早赤阪村エリア
千早線（富田林駅～千早赤阪村立中学校前）
運行時刻：6～20時台
運行頻度：上り・下りとも約12便
事業者：南海バス
⑤富田林市東南部エリア
東條線（富田林駅～こんごう福祉センター～富田林駅）
運行時刻：6～20時台
運行頻度：約12循環
事業者：南海バス
いずれも路線定期運行として、バリアフリーに対応した定員11人以上のバス車両が使わることが決定しています。
おわりに
協議会では、上記の5つの路線に加えて人口が多いとされる住宅団地と駅を結ぶような路線は補完運行するかどうかの話し合いもおこなわれています。
「富田林市、太子町、河南町及び千早赤阪村地域公共交通活性化協議会」では、バスの路線を維持・確保するために積極的な対策が講じられていることが分かりましたね。
引き続き新たな情報が入り次第太子タウンでもお伝えてしいく予定です。
