太子町の歴史についてもっと深く知りたい方々に朗報です。
この度太子街人(ガイド)の会の皆さんが、太子町の伝統を、昔ながらの絵解きを通して紹介する新しい出前活動を始めました。
大きな掛け軸に描かれた歴史にまつわる様々な絵を用い、一つ一つの物語や背景を分かりやすく解説していくこの取り組みは、歴史を学ぶ新たな方法として注目を集めています。
そこで本日は、「絵解きの出前」について詳しくご紹介します。
出前は太子町内なら無料なので、学校や福祉施設などでイベントをお考えの方はぜひご検討ください。
絵解き出前の第一弾は『三尼公御絵伝(さんにこうごえでん)』
絵解き出前の第一弾は、『三尼公御絵伝(さんにこうごえでん)』です。
この『三尼公御絵伝』の絵解きは、西方院で開催された「第1回太子芸術祭」にて初めて披露され、参加者から大きな注目を集めました。
『三尼公御絵伝』は、西方院の創建にまつわる歴史的背景や、太子町に伝わる数々の伝説、言い伝えが紹介されています。
西方院は、聖徳太子を育てた三人の乳母が出家して創建したお寺で、この三人は土地の人々から「三尼公(さんにこう)」と敬愛されてきました。
太子街人(ガイド)の会では、土地の人々に長年愛されてきた三尼公とその縁起を、江戸時代に出版された「聖徳太子伝」の挿絵を使って紐解きます。
『三尼公御絵伝』の次は、聖徳太子の妻の芹摘み姫の物語を予定しているそうですよ!
聖徳太子の紙芝居も
絵解きに加えて、「聖德太子伝」を基にした紙芝居も用意されています。
去年の夏リニューアルされた「聖徳太子紙芝居」は、小さな子どもたちにもより理解しやすい内容へと生まれ変わりました。
太子町では、「古代勾玉づくり体験教室」が毎年夏に開催されますが、この教室で紙芝居が披露されています。
子供から大人まで、太子町の根底に流れる歴史と文化を、視覚的にも楽しみながら学ぶことができるので子どもたちからも大変人気のイベントになっています。
絵解きのお申し込み方法
絵解きや紙芝居は、学校や福祉施設、町会などでの学習や研修、行事での出前が可能です。
町内への出前は無料ですが、町外への出張も交通費や制作協力費を頂くことで対応しています。
太子町観光・まちづくり協会内にある太子街人の会へ、ぜひお問い合わせください。
ガイドボランティア募集中
さらに、太子町の史蹟を案内し、解説するガイドボランティアも募集しています。
歴史に興味がある方、太子町の魅力を多くの人に伝えたい方は、この機会に参加をご検討ください。
絵解き出前やボランティアの申込み
太子街人の会
連絡先:太子町観光・まちづくり協会内
〒583-0992 大阪府南河内郡太子町大字山田1799番地
・TEL 0721-26-8051
・FAX 0721-26-8052
・e-mail info@taishi-kankou.jp