太子タウンでは週に1回、京谷農園の活動を報告する「今週の京谷農園」をお届けします。
今週の活動と来週の活動予定を報告します。
今週の作業
今週は待ちに待った雷の季節の到来に、ついに稲の花が咲きはじめました。
稲の花は、緑の籾(もみ)から出ている白いほわほわしたものです。
つい先ごろ、ようやく晴れ間が出て写真に収めることができました。
今週は雷雨の日が多く、なかなか畑や田んぼで作業することができませんでした。
実は、この雷は「稲妻(いなづま)」と呼ばれ、お米の成長を助けています。
雷がよく鳴るような天候では、降水量や気温、日照などが稲の成長にちょうどよく、昔から「雷ひと光で一寸(約3cm)伸びる」という言葉もあるほどです。
また最近の研究では、この言葉に科学的な根拠があることもわかっています。
雷の電流が空気中の窒素を窒素化合物に変え、それが雨に溶けて田んぼにたまることで、植物の成長に欠かせない窒素を稲に供給しているそうです。
自然はのサイクルは、本当によくできていますね。
カノールのみなさんとの収穫の日が楽しみです。
来週の作業
・春日1号農地の整備
・春日2号農地耕耘
・田んぼの世話
京谷農園とは
京谷農園は大阪府太子町で、にんじんをはじめとした野菜を栽培しています。
耕作放棄地と呼ばれる1年以上作物の栽培が行われず、今後も栽培の予定のない土地をお借りし、野菜の栽培をスタートしました。
雑草はもちろん笹や木も生えている土地を開墾しアスパラガス・きゅうり・にんじん・小松菜などを栽培しています。
栽培した野菜は「道の駅 近つ飛鳥の里・太子」「産直市場よってって 羽曳野店」「業務スーパー羽曳野店」「旬鮮広場 富田林直売店」といった直売所や、ポケマルやメルカリといったECサイト、太子町春日181-1の前に棚を設置し無人直売所として収穫した野菜を置いています。