かるたでめぐる太子町「の:のんびり座った 親鸞聖人(しんらんしょうにん)腰掛石(こしかけいし)」

シリーズ「かるたでめぐる太子町」では、筒井完次さん「切り絵でめぐる太子町郷土史かるた」を解説しています。

【大阪府太子町】「切り絵でめぐる太子町郷土史かるた」のご紹介

先週は、「ね:願いが叶う 泥掛け地蔵(どろかけ地蔵)」から、泥を塗ると願いが叶うという太子町のお地蔵様を紹介しました。

今週は「ね」に続き、「の」で詠まれている「親鸞聖人腰掛石」ついて解説します。

「の:のんびり座った 親鸞聖人(しんらんしょうにん)腰掛石(こしかけいし)」

「切り絵でめぐる太子町郷土史かるた」の「の」の読み札は「の:のんびり座った 親鸞聖人腰掛石」です。

絵札には、仏陀寺の敷地内北西の方向に存在する腰掛石が描かれています。

そして、読み札には以下のように解説されています。

「山田の仏陀寺にある親鸞聖人の旧跡で椅子の形をした奇石です。上人が太子御廟に参篭(さんろう)した際に休息した跡と伝えられる」

親鸞聖人腰掛石

親鸞聖人は、日本最大の宗派である浄土真宗の宗祖(しゅうそ)です。

鎌倉時代の仏教を代表する親鸞聖人が腰を下ろした石が太子町には存在するといわれています。

腰掛石がある場所は、太子町山田に位置する仏陀寺(ぶっだじ)敷地内です。

親鸞聖人は、秦河勝(はたのかわかつ)の子孫である盛光(じょうこう)の招きにより現在の仏陀寺がある場所を訪れました。

その際に腰かけた石が「親鸞聖人腰掛石」であるといわれています。

「【太子町山田】親鸞上人腰掛石(しんらんしょうにんこしかけいし)」に詳しい伝記を掲載しているので、合わせてご覧ください。

【太子のヒト 11人目】秦秀和(はたひでかず)さん 「仏陀寺(ぶっだじ)・住職」インタビュー