今年の7月に太子町内でごみ収集車の火災がありました。
この記事ではこの直近で起こった事例とともに、火災の原因となったごみについてまとめています。
火災の発生を伴うごみの出し方について正しい知識を持って、適切に廃棄しましょう。
太子町でごみ収集車から火災が発生した
令和4年7月27日の午前8時ごろ太子町内を走行中の粗大ごみ収集車で火災が発生しました。
収集を行っていた作業員が車両内の白煙を発見し、ただちに燃えているゴミを路上に排出して火は無事に消し止められたそうです。
火災発生の原因は、燃料であるガスが残ったライターが粗大ごみ収集車内で破損したことによる引火だと考えられます。
今回の火災事故での人的被害はありませんでしたが、粗大ごみ収集車での火災は重大な事故に繋がりかねません。
万が一火災が発生すると近隣にお住まいの皆様や、ごみ収集をしている方にも危険が及ぶので、誤ったゴミ出しは注意が必要です。
ごみ収集車から火災が発生するとどうなる
粗大ごみ収集車は火が燃え移りやすい特性から、爆発を伴う火災が起こる可能性があります。
爆発が起きてしまうと、重大な人的被害や火災が発生するので注意が必要です。
また車両が焼損することにより、ごみ収集車を修理や再取得しなければなりません。
そうなると財政にも大きな損失が生じることになるので、ルールを守ってごみを出すことを心がけましょう。
発火の恐れがあるごみ
粗大ごみ収集車での火災事故を防止するために、発火の危険性があるゴミの出し方をまとめました。
ガスボンベ
回収ができません。
スプレー缶、ぺットボトル
必ず最後まで使い切った後に、屋外で穴を開けてから「金属類」でゴミを出して下さい。
ストーブ
灯油などの燃料を抜いて「金属類」で出してください。
電池で作動する製品
乾電池・ボタン電池・充電式電池を取り出してから「粗大ごみ」で出してください。
リチウム電池など小型充電式電池
太子町役場2階環境農林課にて回収ボックスを設置しています。通常の収集では絶対に廃棄しないでください。
ライター
必ずガスを出し切ってから「燃えるごみ」で出してください。
使い捨てライターはどう捨てる?
今回太子町で起こったごみ集取車の火災もライターが原因だったとされていますが、実際にどのように処分するか分からない方も多いと思います。
使い捨てライターは中にある液体のガスを全て使い切った後、さらに安全を考慮して必ずガスを抜きましょう。
太子町で使い捨てライターをごみに出す場合は「燃えるごみの日」に出してください。
使い捨てライターのガス抜き方法
ライター内のガスを抜く際は決して室内では行わず、火の気のない屋外で行いましょう。
ライターの操作レバーを下に押し、ここでまだ火がつく場合は吹き消してください。
押し続けると中身のガスが抜けてきます。
中身の液体がなくなれば、ごみに出すことができますので、面倒でもガス抜きは行ってください。
安心・安全なごみ収集のためにできること
なにげなく出したごみが原因で火災が発生すると、太子町民の皆さんやごみ収集員が危険にさらされてしまいます。
また、ごみ収集車の火災のために収集時間が遅れたり、収集車を修繕するために多額の費用が必要となりますので、ごみの正しい出し方・分別の仕方を守りましょう。
太子町内のごみ分別についてはこちらの記事も参考にしてください。
ごみの分別に関する問い合わせ先
太子町まちづくり推進部環境農林課
電話 0721-98-5522
FAX 0721-98-4514