大阪府太子町の自然にスポットライトをあてる太子ネイチャー、今回は「ムラサキルエリア」をご紹介します。
写真のムラサキルエリアは、太子町の春日、セブンイレブンへ向かう途中の道で撮影しました。
透き通るような淡い紫色がとても素敵ですね。
ムラサキルエリアはどんな花?
ムラサキルエリアは熱帯アメリカ原産のキツネノマゴ科の多年草です。
日本や南アジア、東南アジアなどで広く野生化しており、日陰にひっそりと咲いているのを見たことがあるかもしれません。
花は5cmほどの小さなラッパ状で、涼しげな青紫色をしています。
ムラサキルエリアの花は1日で枯れてしまいますが、次々とつぼみが上がるため晩秋まで花が絶えない人気の品種です。
ムラサキルエリアの種で遊ぼう!
ムラサキルエリアの種袋は、雨に当たると弾けて種を飛ばす性質があります。
これは長い乾季を避けて、雨の季節に種を発芽させるための植物の知恵です。
乾燥した種袋を集めて、水につけると「パンッ」と勢いよく20粒ほどの種が弾け飛ぶ様子を観察できます。
ムラサキルエリアの英語名「Popping pod(弾けるサヤ)」や「Cracker plant(クラッカーの草)」の由来も、ここからとられたものです。
ムラサキルエリアを探しに行こう
今回はムラサキルエリアについてご紹介しました。
ムラサキルエリアは近縁種だけでも150以上の種類があり、気づかないだけで実は身近な植物です。
みつけたら、種を触って遊んでみてくださいね。