1年の中で叡福寺最大の行事である「叡福寺大乗会式(えいふくじだいじょうえしき)」に参列してきました。
【太子町太子】叡福寺(えいふくじ)大乗会式(だいじょうえしき)2日目 金堂法要(こんどうほうよう)、聖霊殿御法楽(しょうりょういんごほうらく)、御廟参拝詠歌奉納(ごびょうさんぱいえいかほうのう)
4月11日と12日におこなわれる「大乗会式」は大正2年から執行されている伝統的な行事で、聖徳太子のご生誕をお祝いしようと日本全国から宗派を問わず多くの方が訪れることで有名です。
第1日目である、11日は叡福寺管主らによる、勝鬘(しょうまん)、維摩(ゆいま)、法華(ほっけ)の三つの経典である三経(さんきょう)の内容をもとに法要が進められます。
大乗会式の期間中は普段拝観することができない、「金堂(こんどう)」「宝蔵(ほうぞう)」「聖霊殿(しょうりょうでん)」を特別拝見することもできますよ。
特別拝観券は受付にて販売されており、大人900円、小学生500円で購入可能です。
宗教舞踊の奉納
11:00〜
高野山支部による「宗教舞踊」の法要と奉納がおこなわれました。
この舞踊は、御詠歌(ごえいか)にあわせて振り付けられており、こころの舞が見事に表現されています。
金堂にて大法要
11:05〜
宗教舞踊が終わりいよいよ「金堂大法要(こんどうだいほうよう)」がはじまりました。
金堂大法要は1時間程かけて、聖徳太子様ご宝前にて、世界平和、仏法紹隆祈願の柴灯大護摩供が修め奉られます。
またこの祈願に加え信徒各家各位の家内安全、交通安全、身体健全、学業成就、商売繁盛などの祈念もおこなわれていました。
金堂の前には椅子が用意されており、法要は座って見ることができます。
またこの間、一般参列者もお祈りをするため列をなしていました。
聖霊殿前にてご法楽
12:00〜
金堂大法要が終わると、僧侶・楽人たちのおねりがおこなわれ、聖霊殿へと移られます。
「太子堂」とも呼ばれている聖霊殿には16歳の聖徳太子等身像がまつられており、大乗会式が開催されている期間中は特別に拝観することができます。
聖徳太子御廟にて参拝・詠歌奉納・献花(御室流)
12:15〜
聖霊殿を拝した後は、太子御廟前で各真言を唱えます。
聖徳太子御廟は宮内庁の管轄であるため普段は門が閉ざされていますが、この日は特別に門が開いている貴重な様子を見ることができました。
参拝の後はお寺カフェでのんびり
叡福寺太子会館1階の十七条憲法の間に「和の輪カフェ」があり、抹茶、軽食、和菓子、コーヒーなどを頂くことができます。
この日は「和菓子と抹茶のセット」を頂きました。
おすすめの席はカフェに入って一番奥にある窓際です。
残念ながら桜の見頃は終わっていましたが、時より吹く春風に桜の花びらが舞い、とても心が癒やされました。
その他、叡福寺境内では太子町の老舗和菓子屋「好月堂(こうげつどう)」が、季節のおこわや三色団子、桜餅、最中などを販売していましたが、あっという間に売り切れていました。
好月堂の名物女将さん、岩田順子さんには以前インタビューをさせていただきました。
アクセス
開催場所 | 叡福寺 |
所在地 | 大阪府南河内郡太子町太子2146 |
アクセス | 近鉄南大阪線「上ノ太子」駅から金剛バス太子中央循環線に乗り、「聖徳太子御廟前」で下車 |
または近鉄長野線「喜志」駅から金剛バス太子葉室循環線に乗り、「聖徳太子御廟前」で下車 | |
地図 |
※お手洗い・駐車場あり