お正月遊びといえば何を思い浮かべますか?
日本の伝統的な正月遊びとして、凧揚げやコマまわし、羽つきなどがあげられますね。
昔は正月に親戚一同が集まりよく一緒に遊んだもので、その中に「かるた」遊びもあります。
最近では、伝統的文化や昔ながらの遊びというのが親から子どもへと受け継がれることが少なくなりましたが、幼稚園や保育所、小学校などで正月遊びを取り入れ伝統を残そうという試みがおこなわれています。
本日は大阪府太子町にまつわる伝統や歴史を詠んだ「切り絵でめぐる太子町郷土史かるた」についてご紹介します。
太子町の郷土史を切り絵で表現した美しいかるたは元教員である筒井完次さんと切り絵サークルの方、太子町役場の方が共同で作られたそうで、現在では太子町大道にある「軒下ギャラリー」にて3,500円で販売されています。
「切り絵でめぐる太子町郷土史かるた」とは
「切り絵でめぐる太子町郷土史かるた」は、読み札には「あ行」〜「わ行」まで太子町に関連する句が詠まれており、絵札は1枚1枚丹精込めて制作した切り絵からできています。
「切り絵でめぐる太子町郷土史かるた」は、コンピューターで書いたイラストではなく、人の手によって美しく丁寧にくり抜いた切り絵と色染めをおこなっているためとても味わい深いことが特徴です。
また、筒井さんが制作したかるたには、大阪府太子町に関連する歴史や人物、場所や風景などが詠まれており、町の魅力を再発見することができます。
日本の伝統的な遊びであるかるたを通して、子どもたちが太子町の郷土史を楽しく学んでいけることが魅力ですね。
太子タウンでは、制作者である筒井さんに制作秘話や「切り絵でめぐる太子町郷土史かるた」への思いをお伺いしました。
筒井さんにお話を伺いました
Q:かるたの制作者である筒井さんはどのような経歴をお持ちですか?
私は、以前藤井寺高校、藤井寺工業高校、狭山高校に化学講師として勤務していました。
現在は軒下ギャラリーを主催しています。
Q:太子かるたを作ることになったきっかけ
藤井寺高校に勤めていた時に商工会に頼まれて「藤井寺郷土かるた」を制作しました。
その時にいつか太子町のかるたも作ってみたいと思い、教員を退職後、太子町の教育委員になった際に役場の職員さんと太子町かるたに意気投合し制作に取りかかりました。
Q:「切り絵でめぐる太子町郷土史かるた」への思いとは
各家庭でのかるた遊びを通して家庭の絆を強め、太子町のことをより広く知ってもらいたいです。そしてさらに太子町外にも伝わり太子町の知名度が高まれば良いなと考えています。
「切り絵でめぐる太子町郷土史かるた」まとめ
「切り絵でめぐる太子町郷土史かるた」についてご紹介しました。
制作者である筒井さん、お話をお聞かせくださりありがとうございます。
太子町の歴史を知ってもらい、太子町内、町外の方にも太子町を広めたいという素敵なお話を伺うことができました。
切り絵が美しい「切り絵でめぐる太子町郷土史かるた」を太子タウンでは毎週1文字ずつ順番にご紹介していっております。皆様どうぞご覧ください。