7月12日は「ラジオ本放送が開始された日」です。

日本で初めてラジオ発信されたのが1925年で、当時受信できたのは電波の状況やラジオ本体が高級品だったこともあり東京都の限られた家だけでした。

その後、大阪や名古屋で次々にラジオ放送が始まり、人気を博して行きました。その証拠に放送を開始して半年で10万人、1年で20万人を超える受信者数になり、ラジオの普及スピードは爆発的でした。

1931年に起こった満州事変をきっかけに、状況をいち早く知ることができるラジオの人気がさらに高まり、ラジオの受信者は100万人を突破しました。

ラジオは電源がなくても電池や手回し、太陽光などで充電して使うことができ、災害時には携帯もしやすいため、防災グッズとして推奨されています。

そんなラジオと同様に避難に必要な情報を得られる防災無線戸別受信機をご存知でしょうか。

太子町の災害時における情報伝達

太子町では屋外スピーカーを用いた防災無線を使い、豪雨や災害が起こったときに避難情報などの放送を町内でおこなっています。

屋外に設置されているスピーカーでは雨や風の音にかき消され、ご自宅まで聞こえない場合があります。

災害時にインターネットで情報を確認出来ない方や、高齢者の方が逃げ遅れてしまうことを防ぐために、太子町では戸別受信機を無料で貸し出しています。

災害はいつ発生するか分かりません。高齢者のご家庭などは特に、防災情報を確実に受け取る仕組みを積極的に利用することをおすすめします。

防災行政無線戸別受信機とは

災害時や国民保護事案の発生時にサイレンと共に音声で放送を行い、危険を知らせるものです。

受信機を室内に設置すると、太子町に設置された防災行政無線のスピーカーから流れる音声を家の中でも聞くことができます。

電池を入れて使用できることから、停電時でも情報を得ることができるのが最大のメリットです。

また緊急放送を聞き逃した場合、戸別受信機に自動的に録音されるようになっています。

録音ランプが黄色に点灯し緊急放送があったことをお知らせしてくれるので、再生して確認することができます。

貸与の手続き方法

戸別受信機は太子町から無料で貸してもらうことができます。

個別受信機を借りたい方はまちづくり推進部安全環境課の窓口で「戸別受信機設置および貸与申請書」の用紙にを記入して申請して下さい。

受信機の設定に10分程度時間がかかるそうなのでお時間に余裕を持って行くことをおすすめします。

問い合わせ先

使い方が分からなかったり、放送が聞こえない、などの問題がある場合は戸別受信機のコンセントを抜いて太子町まちづくり推進部安全環境課までご相談下さい。

太子町まちづくり推進部安全環境課
電話 0721-98-5525