太子町の風土と歴史が織りなす、色彩豊かな昔話。
それらを一冊の本にまとめたとしたら、どんなに素晴らしいでしょうか。
そんな夢を実現させたのが、「科長の里のむかしばなし」です。
この本は、太子町の過去と現在を繋ぐ、貴重なストーリーを集約しています。
科長の里のむかしばなし
「科長の里のむかしばなし」は、太子町の昔話を1冊にまとめた本です。
太子町立竹内街道歴史資料館の元館長 上野勝己さんが執筆者を。
そして他協力者27名の協力の元、作成されました。
この本には、古老から語り継がれた話だけでなく、古文書に基づいて創作された話も含まれています。
どんな太子町の昔話が掲載されている?
科長の里のむかしばなしは、どのような昔話しが集録されているのでしょうか。
一例をあげると、私達の身近にある「竹内峠」、「泥掛地蔵」、「大津皇子」「春日仏師」「聖徳太子」などの話が集録されています。
太子町にお住まいの方なら、誰でも知っている場所の逸話に加え、
二上山の埋蔵金、聖徳太子の遺書など興味深い内容のものなどもありますよ。
元館長、上野さんが誰にでも分かりやすい文章で、漢字一つ一つにふりがなもつけてくれています。
また、100話全てのお話に、一目で分かる図や写真、地図なども掲載されていることもこの書物の魅力です。
小さなお子様から、太子町の歴史を学びたい全ての人にとって参考になる資料なのではないでしょうか。
特に、小学生のお子様にとっては夏休みの課題などにも良さそうですよね。
太子町の昔話はどのようにして集められた?
集められた昔話は、地域の「協力者」の方から開取調査し、作成されました。
そして、各話に対する出典や調査の経緯が一冊の本に集約されています。
そのため、太子町の歴史や文化遺産を後世に伝えるための努力が垣間見えます。
「科長の里のむかしばなし」はどこで手に入るのか?
「科長の里のむかしばなし」は、太子町立竹内街道歴史資料館にて販売されています。
太子町の過去を今に伝えるこの本を、ぜひ直接手に取ってご覧ください。
竹内街道歴史資料館へのアクセス
名称 | 竹内街道歴史資料館 |
所在地 | 大阪府南河内郡太子町山田1855 |
電話番号 | 0721-98-3266 |
開館時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 毎週月曜日(その日が休祝日の場合は開館) 年末年始(12月28日~1月4日) |
入館料 | 一般200円、高大生100円、小中学生50円(特別展示期間中は入館料変更の場合あり) |
地図 |