
太子町の夏を彩る恒例行事「科長神社山田だんじり祭」。
2025年も町内各地でにぎやかにだんじりが曳行されます。
サンプラザ前や太子町役場前、餅屋橋やJA大阪南 太子営農経済センターなど、各所を練り歩く姿は圧巻で、夜には提灯の灯りが幻想的な雰囲気です。
今年も7月20日(日)の試験曳を皮切りに、26日(土)の宵宮、27日(日)の本宮と三日間にわたって行われ、五町合同の「やりまわし」や宮入セレモニーなど、見どころ満載となっています。
この記事では、見学に役立つ詳しい曳行ルートと時間をご紹介します。
餅屋橋については「【大阪府太子町】太子町の道標~竹内街道~前編」の記事も併せてごらんください。
【試験曳】7月20日(日)17:00〜20:00
例年通り、祭り本番を控えての調整運行として実施されます。
町内を一部巡回し、休憩・確認を兼ねた落ち着いたペースです。
夕方の涼しい時間帯に町内をゆったりと通過するため、地元の方を中心に静かな見学が可能です。
提灯の準備や音響チェックなど、裏方の工夫も垣間見える貴重な機会となっています。
【宵宮】7月26日(土)8:00〜22:00
宵宮では朝から各町のだんじりが順次出発し、町内をくまなく巡行します。
午前中はサンプラザ付近から山田集会所、後屋集会所、旧農協駐車場などへ向かいながら、休憩を挟んでゆったりと進行。
午後はJA大阪南 太子営農経済センターで提灯や装飾を整えたあと、夕方に向けて太子町役場前に五町が集結します。
19:15からは、永田・大道・後屋・西・東條の順に一斉にやりまわしがスタート。
夜のだんじりには提灯が灯され、幻想的な光景の中で各町が個性を競います。
ラストはJA大阪南 太子営農経済センター付近で休憩を挟み、21:50ごろ地車庫に到着、22:00蔵入です。
時刻 | 内容 |
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8:00 | 地車庫出発 |
9:25〜9:40 | サンプラザ通過・いわき台入口で折返し |
10:40〜11:30 | 山田集会所前で休憩 |
12:10〜13:00 | 旧農協駐車場にて休憩および練習 |
13:20〜17:10 | JA大阪南 太子営農経済センター駐車場にて提灯取り付け |
18:30~ | 各町順に太子町役場駐車場へ入場(永田→後屋→東條→大道→西) |
19:15~20:30 | 各町やりまわし |
22:00 | 地車庫蔵入 |
役場前やサンプラザ付近では、日没後に提灯に灯りが入り夜の幻想的な曳行が楽しめます。
【本宮】7月27日(日)6:30〜22:00
本宮は朝6:30からスタート。
地車庫を出発し、上ノ地蔵尊で折り返して餅屋橋で最初の休憩を挟み、9:00からの宮入に備えます。
宮入は9:00〜10:15の間に各町が順に科長神社へ入場。
神事や八社太鼓を経て、午後は神輿や地車が町内を再び巡り、夕方にはJA大阪南 太子営農経済センター駐車場に集合し、17:00から提灯点灯・点検です。
夜は18:30ごろから五町合同で出発し、太子町交番前で19:15から「やりまわし」が披露されます。
20:50にはラストスパートのJA大阪南 太子営農経済センターでの休憩後、21:40サンプラザ通過、22:00に蔵入を迎えて締めくくられます。
時刻 | 内容 |
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6:30 | 地車庫を出発し餅屋橋で休憩 |
9:00〜 | 科長神社へ宮入(東條→西→後屋→大道→永田) |
15:00 | 神興還幸 |
16:00 | 宮出開始 |
17:00〜18:10 | JA大阪南 太子営農経済センター駐車場で提灯装着・休憩 |
18:30 | やりまわしに向けて出発(太子町交番前) |
19:15〜 | 各町やりまわし:西→大道→後屋→永田→東條 |
20:15〜20:50 | サンプラザ通過→JA大阪南 太子営農経済センター駐車場で休憩 |
22:00 | 地車庫蔵入・到着後セレモニー |
※五町交差点での「やりまわし」は最大の見どころ。
見学者が集まりやすい時間帯なので早めの場所取りがおすすめです。
観覧のポイント
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昼間の「神事」や「練習風景」は家族連れに人気。
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夜間は灯りの入った地車が幻想的で、サンプラザ付近は撮影にも好適。
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曳行ルートには一部交通規制があるため、移動にはご注意ください。
まとめ
山田だんじり曳行は、太子町の夏の風物詩です。
試験曳・宵宮・本宮と続く三日間は、町全体が活気に包まれます。
特に宵宮・本宮では、五町が太子町役場前やJA大阪南 太子営農経済センターに集結し、提灯を灯しただんじりが夜の道を練り歩く様子は圧巻です。
2025年も、安全確保のため交通規制や休憩ポイントが設けられており、見学の際は最新のスケジュールを確認して行動を。
地域の伝統と熱気を感じられる貴重な時間を、ぜひ現地で体感してみてください。