太子町の自然をご紹介する太子ネイチャー第35回目は「ノアサガオ」についてご紹介します。
この写真は太子町の春日で撮影しました。
ノアサガオは一般的に脇道や公園、個人宅の壁や窓で見ることができます。
アサガオに似た外見をしていますのが、ノアサガオの方が咲いた時の花の大きさが大きく、アサガオは昼前にはしおれてしまいますが、ノアサガオは夕方まで花の色を変え美しく咲きます。
本日は花の見頃を迎える「ノアサガオ」についてご紹介します。
ノアサガオとは
ノアサガオとは南アメリカ原産の植物で、5月から11月にかけて道端などで花を咲かせます。
開花時期は半年もあり、花の数は秋である10月から霜が降る前の11月が最も多いため、現在見頃のピークを迎えます。
朝顔に似た直径10センチ程の花を咲かせ、花の色は午前と午後では変化する面白い特徴を持っています。
朝の開花時には鮮やかな赤紫色に変化します。 をし、午後にかけて淡い
一日の中で色を変えるため自宅の観賞用やグリーンカーテンとしても人気が高い植物です。
グリーンカーテンとは、自宅の窓や壁にツルを這わせて日差しを遮り、柔らかい日陰をつくってくれる役割があります。
ノアサガオは種を作らない?
アサガオといえば種をまいて育てるイメージが強いですが、ノアサガオには種がありません。
ノアサガオの繁殖力は強く世界各地に広がり、今では駆除困難な「有害雑草」に認定されています。
種を作らないのに、どうやって世界中で繁殖を続けているのでしょう。
ノアサガオはツルを切って挿し木することで地面を這って2週間ほどで発根します。
そのため種まきが出来なくても繁殖力が高いので、植物を育てるのが苦手な方でも簡単に育てることができる植物なのです。
ノアサガオでグリーンカーテンの作り方
ノアサガオは有害雑草であるともお伝えしましたが、逆手に取れば繁殖しやすいというメリットがあります。
ツルはどんどん伸びてゆうに10メートルを超えることもあるため、グリーンカーテンを作りたい方には最適です。
グリーンカーテンの作り方は、ツルを這わせたい窓や壁の前にネットを設置しましょう。
ネットはホームセンターや100均で販売されているため気軽に購入、設置することができます。
ツルをネットの上に誘導していくと、高い所までツルが登れるようになります。
ノアサガオの花は半年間かけて開花するためグリーンカーテンとして長期間楽しむことができますよ。
まとめ
本日はノアサガオについてご紹介しました。
太子町ではノアサガオを育てているご家庭が多く、また町内の道端や側道でもたくさんのノアサガオを見かけることができます。
半年間に渡って咲き続けたノアサガオは今月見頃のピークを迎えるので、ぜひ見つけてみてくださいね。