太子タウンでは週に1回、京谷農園の活動を報告する「今週の京谷農園」をお届けします。
今週の活動と来週の活動予定を報告します。
今週の作業
日に日に成長している葉室農地の水稲の様子です。
背丈約40cm・茎の数約15本と順調に成長しています。
また葉室農地の横に置いてある1tのタンクで作成されている光合成細菌も真っ赤に染まり、無事光合成細菌の培養に成功しました!
蓋をあけて確認してみると独特な臭いがしますが、きちんと濃い赤色になっているのが確認できました。
光合成細菌は土壌中の硫化水素や二酸化炭素をエサとし、他の有用微生物のエサとなるアミノ酸などを分泌する微生物です。
溜池や田んぼなどの澱んだ水に多く生息するので、適した環境であれば培養可能です。
光合成細菌を田んぼに流し込むことによって硫化水素などのガスを減らし、有用な微生物を増やす働きをしてくれるおかげで、稲にいい影響を与えます。
これが1t(1,000L)もあるというのは夢のようですね。うまく使いこなしたいと思います。
また、京谷農園の有機にんじんは、東京西麻布のステーキ店で使っていただいております。
来週の作業
・葉室農地 畦草刈りおよび水調整
京谷農園とは
京谷農園は大阪府太子町で、にんじんをはじめとした野菜を栽培しています。
耕作放棄地と呼ばれる1年以上作物の栽培が行われず、今後も栽培の予定のない土地をお借りし、野菜の栽培をスタートしました。
雑草はもちろん笹や木も生えている土地を開墾しアスパラガス・きゅうり・にんじん・小松菜などを栽培しています。
栽培した野菜は「産直市場よってって 羽曳野店」「業務スーパー羽曳野店」「旬鮮広場 富田林直売店」といった直売所や、ポケマルやメルカリといったECサイト、太子町春日181-1の前に棚を設置し無人直売所として収穫した野菜を置いています。