「もしもの時が来たら、どんなことを伝えたい?」「自分の想いや希望は、ちゃんと周りに残せるかな?」

――太子町では、そんな不安や疑問に応えるために、「私の想いおぼえ書きノート」が配布されています。

このノートは、いわゆる“エンディングノート”としての役割を担っており、自分自身の願いや感謝、あるいは介護や医療、財産管理に関する情報を書き留めておくことで、家族や周囲の人が困らないように備えることができます。

人生の最期を迎える前に、自分の思いや希望を記しておく大切さを、ぜひこの機会に考えてみませんか?

「私の想いおぼえ書きノート」の特徴

意思疎通が困難になっても希望を伝えられる

このノートに思いや希望を記しておくことで、万が一自分で意思表示ができなくなってしまったときでも、周囲の人があなたの意向を尊重できます。

人生の振り返りと感謝を記す場

「自分の生きた証」や「家族との想い出」などを書き留めることで、自分自身の人生を振り返り、普段は伝えにくい思いや感謝の気持ちを形に残せます。

書き込む内容が幅広い

介護や医療の希望、財産管理、保険証の番号や免許証のコピーなど身の回りの情報、遺品の処分方法、葬儀の希望など、多岐にわたる情報を書き込むことができます。

「救急医療情報キット」の筒に収納可能

A5サイズ・全8ページのコンパクト設計。

万が一のときに役立つ「救急医療情報キット」の中に一緒に入れておけば、必要なときにすぐに取り出せます。

ノートの活用方法

  • 家族や信頼する人と共有する
    書き込んだノートの保管場所を、あらかじめ家族や信頼できる方に伝えておきましょう。
  • 定期的に見直す
    状況や考え方は変化するものです。誕生日など、1年に一度くらいのペースで内容を見直し、最新の情報を反映させてください。
  • かかりつけ医やケアチームと話し合う
    あなたやご家族の心身の状態に応じた情報や説明を、医療・介護の専門家から受けながら記入内容を検討するのも大切です。

太子町でのノートの配布について

配布場所 役場庁舎1階 地域包括支援センター
ノートの仕様 A5サイズ・全8ページ、「救急医療情報キット」の筒に入る大きさです。
配布対象 太子町に在住・在勤の方など、どなたでもご自由にお受け取りいただけます。

ノートの問い合わせ先

太子町 地域包括支援センター(いきいき健康課内)

TEL:0721-98-5538

ご家族・ご友人、さらには医療・介護の支援者の方々とともに、万が一のときに備える話し合いのきっかけとして、「私の想いおぼえ書きノート」を活用してみませんか?

周囲の方に伝えたい希望や感謝の気持ちを、このノートを使ってしっかり残しておきましょう。