皆さん、こんにちは。

太子町の地域情報誌「太子タウン」からの注意喚起です。

最近、太子町内で詐欺事件が増加しています。

今回は、太子町社会福祉協議会と太子町から提供された情報を基に、最新の詐欺手口とその対策についてお知らせします。

被害にあわないために、ぜひご一読ください。

最近の詐欺事件について

太子町で、自宅の固定電話や携帯電話に自動音声で「2時間後にこの電話が使用できなくなります。音声ガイダンスに従って番号を押すとオペレーターにつながります」

という内容の案内があり、オペレーターにつながった後に個人情報を聞き出そうとする詐欺が報告されています。

電話会社から回線の利用停止について自動音声やショートメールで案内が来ることはありません。

応答せずにそのまま電話を切ってください。

特殊詐欺の現状(令和6年1月~3月)

  • 大阪府での発生件数: 516
  • 被害金額: 9億4000万円

4月以降、急激に増加しており、特に還付金詐欺が多発しています。

還付金詐欺の手口

まず、「還付金詐欺とはどんなものなのか」。

そして、「実際におこった詐欺内容と手口」をご紹介します。

還付金詐欺とは

まず、還付金詐欺とは、役場や税務署の職員などを名乗る詐欺犯が、医療費や税金の還付金があると偽り、ATMで手続きをするよう指示してお金を騙し取る手口です。

被害者を急がせ、相談させないようにするのが特徴です。

実際の手口

  1. 詐欺犯は電話をかけてきて、役場・税務署・年金事務所の職員などを名乗り信用させます。
  2. 「書面で通知したが、連絡がないので電話した」と言うことがあります。
  3. 医療費、社会保険料、税金などの「お金が戻る」と言います。
  4. お金を受け取るために、「ATMで手続きが必要」と言います。
  5. 「振り込もうとしたが、入金できなかったので、ATMでお手続きください」と言います。
  6. 「今日中にATMで手続きをしてください」と言って、他の誰にも相談させないため急いでATMへ向かわせます。
  7. その後、携帯電話で指示しながらATMを操作させて、犯人の口座にお金を振り込ませるという詐欺手法です。

ATMで医療費や保険料などは戻ってきません。

不安を感じたら、一度電話を切り、必ず家族や警察にご連絡ください。

サポート詐欺の手口

次に、「サポート詐欺とはどんなものか」。

加えて、「実際におこった詐欺内容と手口」を見ていきましょう。

サポート詐欺とは

まず、サポート詐欺とは、偽のウイルス警告画面や警告音で不安を煽り、表示された電話番号に連絡させます。

そこで、サポートを装い、コンビニで電子マネーを購入させてそのコード番号を聞き出しお金を騙し取る手口です。

実際の手口

  1. インターネット閲覧画面に突然、ウイルスに感染したかのような偽の画面を表示させたり、警告音が鳴り使用者を不安にさせます。
  2. パソコンに表示された電話番号に電話するよう誘導されます。
  3. サポート名目でコンビニで電子マネーを購入させられ、裏面のコード番号を聞き、お金を騙し取るという詐欺です。

ウイルスに感染したと表示されても、慌てず冷静に対応してください。

そして、パソコンに表示された電話番号には電話しないで、必ず警察にご連絡ください。

まとめ

詐欺の手口は日々進化しています。

今回紹介した事例を参考に、怪しい電話やメールには応答せず、冷静に対応することを心がけてください。

また、不安な点や疑問があれば、必ず家族や警察に相談してください。

地域全体で協力し、詐欺被害を防ぎましょう。

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