大阪府太子町の道端で見つけた植物をご紹介する「太子ネイチャー」、本日はヒメツルソバをご紹介します。
ヒメツルソバという名前から「お蕎麦」を想像してしまいますが、見た目はピンク色の可愛いポンポンがついたようなお花ですよ。
庭のグランドカバーやロックガーデンとして利用するため日本に渡来しましたが、現在では野生化して町の中でも見かけることができます。
ヒメツルソバの特徴
ヒメツルソバは漢字で書くと「姫蔓蕎麦」と表記され、海辺に自生していることが多い「蔓蕎麦」という植物にそっくりであることから名前がつきました。
ヒメツルソバの原産は南米にあるヒマラヤで、日本には明治時代に渡来しました。
背丈は5〜10センチと非常に低いですが、ヒメツルソバは根や茎が横にどんどん広がることが特徴で、1株でなんと1メートル以上も広がります。
繁殖力が非常に強いため町の中で野生化していることもありますが、地面を這うように根がはるためお庭のグラウンドカバーとしても人気があります。また可愛い小さな花をつける期間が長いことも人気の一つです。
花の開花期間は一般的に4月〜11月頃といわれていますが、1月の現在でもたくさんのヒメツルソバを太子町のいたるところで見ることができます。
ヒメツルソバで雑草対策ができる?
ヒメツルソバの生命力と繁殖力は非常に高く、土の下でぐんぐんと根を広げていきます。
また草丈も低いことから空き地やお庭での雑草対策として利用されることも多いです。
ヒメツルソバはほとんど手入れをしなくても育てることが可能で、地植えの場合水やりや肥料などの必要はありません。
そしてなんとヒメツルソバは−5℃までの寒さに耐えることができ、葉っぱに雪や霜が当たると表面上は茶色く枯れてしまいますが、地下では枯れることはありません。
そして春になると次々に新たに芽吹き、再び可愛らしい花をつけてくれますよ!
もしご自宅の雑草にお困りでグラウンドカバーとして栽培したい場合、植え付けは3月〜5月ごろにおこなうようにしましょう。
ヒメツルソバはホームセンターでも購入することができます。
ヒメツルソバで遊ぼう
ヒメツルソバでリースを作ってみました。
可愛いコップに入れて花を活けてみました。冬の時期は紅葉のためヒメツルソバの葉っぱが赤く色づいています。
ヒメツルソバさくらんぼの出来上がりです♪おままごととして楽しく遊ぶことができました。
もしヒメツルソバを見かけたらぜひ手にとってみてくださいね。