太子町にある老舗和菓子屋「好月堂(こうげつどう)」から、夏にピッタリの新作洋風和菓子が発売されました。
太子町産のみかんを使用したフィナンシェで、その名は「ミカンシェ」です。
以前にも好月堂の岩田順子さんにインタビューさせて頂いたので、こちらの記事も合わせてお読みください。
太子タウンでは、再び好月堂にお話を伺い、「ミカンシェ」の製作秘話についても質問しました。
そちらのインタビューと実際に食べてみた!の食レポをどうぞお楽しみください。
フィナンシェとは
フィナンシェとはフランスから伝わったバターケーキや焼き菓子の一種で、金塊の形に見立てた長方形の形をしています。
材料にアーモンドプードルというアーモンドを粉末にしたものを使用するため、ナッツの香ばしい香りが強いことが特徴です。
しっとり食感が魅力的!新商品の「ミカンシェ」実際に食べてみた
和菓子店から発売された洋風和菓子「ミカンシェ」とはいったいどんなものなのでしょう。
まず、「ミカンシェ」の外観はこのような感じです。
お皿の上にのせてみました。
市販で売られているフィナンシェに比べてオレンジ色が強く、パッケージに入っていながらもしっとりとしていることが分かります。
さらに「ミカンシェ」を半分に割ってみました。
断面はこのようになっています。
ミカンシェの上には光沢のあるみかんピューレが乗っていますね。
それでは、実際に食べてみましょう。
「しっとり〜!美味しい!!!!」
口に入れるとまずバターの濃厚な香りがして、その中にみかんのほのかな風味を感じます。
全体的にしっとりとした食感がやみつきになりそうです。
老舗の和菓子屋さんということもあって生地の中に白あんが入っていると教えて頂きました。
白あんのおかげで、焼いても水分が蒸発せずしっとりした生地になるんだとか。
太子みかんと白あんの絶妙なバランスで作られた「ミカンシェ」、美味しくてそのまま2つパクパクと食べてしまいました。
通常のフィナンシェと違ってアーモンドプードルを使用していないので、アーモンドの香りはしません。
でもそれがいいんです。ナッツではなくみかんの香りだけに集中することができます。
販売価格は1つ200円(税込み)で、1個から購入が可能です。
賞味期限は常温で10日もあるので、お土産にピッタリですね!
太子みかんを使用した「ミカンシェ」製造秘話
太子タウンでは「ミカンシェ」製造秘話と裏話についてもお聞きしました。
Q:なぜ太子みかんを使用したお菓子を作ろうと思ったのですか
知り合いのミカン農園の方から「太子みかんを使用したお菓子を作ってほしい」と依頼があり、昨年収穫した太子みかんを冷凍保存して旬の美味しいみかんを使用した「ミカンシェ」を考案しました。
Q:冷凍のみかんを使用されているということですが、こちら限定発売ですか?
限定発売の予定はなく、今ある冷凍みかんがなくなっても販売しようと考えています。現在道の駅や梅田のハーべス、古市にある近商などで不定期にこちらの「ミカンシェ」を発売し、ご好評頂いております。
Q:好月堂は老舗の和菓子屋ですが、洋風和菓子をつくろうと思った経緯をお聞かせください
和菓子屋や洋菓子屋を経営する知り合いと仲が良く、今回は名店のパティシエの方にも教わったり、アドバイスをもらいました。
今の時代、菓子の種類を限定せず多様性がみられるようになってきました。いろいろな方の思いやアイディアから生まれた太子みかんを使用した「ミカンシェ」をぜひ皆さんにも食べてほしいです。
お忙しい中取材を受けてくださり、ありがとうございました。
取材中も親子が「ミカンシェ」を買いに来て「このミカンシェが美味しいからまた来ました」とおっしゃっていました。
お菓子が美味しいことももちろんですが、順子さんのお人柄もこの店の人気の秘訣ですね。
地元である太子町産のみかんを使用して作られた新作「ミカンシェ」、ぜひ一度ご賞味ください。
「ミカンシェ」はどこで買える?
太子みかんを使用した「ミカンシェ」は店舗である「好月堂」と道の駅「近つ飛鳥の里・太子」にて購入可能です。
名称 | 好月堂 |
所在地 | 大阪府南河内郡太子町太子685-2 |
電話番号 | 0721-98-3324 |
アクセス | 近鉄南大阪線「上ノ太子駅」から金剛バス太子喜志循環線に乗り「太井川」で下車、徒歩3分 |
地図 |
名称 | 道の駅 「近つ飛鳥の里・太子」 |
所在地 | 大阪府南河内郡太子町山田2265-1 |
電話番号 | 0721-98-2786 |
アクセス | 近鉄南大阪線「喜志駅」か「上の太子駅」から金剛バスに乗り「六枚橋バス停」で下車して徒歩10分程 |
営業時間 | 09:00~17:00 |
定休日 | 12/31~1/3(お手洗い等は24時間利用可能) |
地図 |