年末年始になると慌ただしさに加え、クリスマスやお正月が近づき気が緩んでしまいがちです。
しかしこの時期は例年、悪質商法や特殊詐欺などのさまざまなトラブルが急増することをご存知ですか。
そこで今回は、年末年始に起こりやすいトラブルの例や、トラブルに合った際の相談先をお知らせします。
「あれ?」とおもったらすぐに連絡できるよう、日頃から相談先や消費者センターの電話番号を知っておくようにしましょう。
年末年始に多い悪質なトラブル
ここでは、年末年始に増加する悪質なトラブルについてご紹介します。
自己防衛のためには、詐欺の手口や情報を自分から収集して気をつけることが重要です。
身近にお年寄りが多い方や、一人暮らしの方、「自分は大丈夫」と思っている方は、ぜひ一度ご確認ください。
詐欺① 送りつけ詐欺
送りつけ詐欺とは、注文していない商品や食品などが着払いで勝手に送られてきて、支払いを求められる詐欺です。
年末年始はクリスマスプレゼントやお歳暮などで、宅配便の需要が急増するため、荷物が届いたら疑問に思わず受け取っていませんか?
自分が契約したり購入していないのに勝手に送られてきた商品は、お金を払う必要はありません。
自分では判断できない場合は、すぐにお金を払わずに家族や友人に相談しましょう。
詐欺② 点検商法
点検商法とは、急に「点検に来ました」と作業員が訪問してきて「このままでは雨漏りしますよ」「家が傾いていますよ」などと不安をあおり、高額な工事を行う詐欺です。
点検以外にも「無料で清掃を行っています」「定期巡回です」などと様々なサービスをかたって家に上がり込んでくるケースがあるため注意しましょう。
点検を行う業者であればきちんとした身分証明書を携帯しているはずなので、必ず確認したうえで、本社に電話を入れるなどの対策も必要です。
詐欺③ 偽サイト・偽メール詐欺
偽サイト・偽メールは、本物であるかのように装ったメールを送り付け、偽のサイトに誘導して個人情報やアカウント情報、クレジットカード情報を抜き取る詐欺です。
典型的なものでは「宅配会社の不在通知」「ネットショッピングサイトであるAmazonや楽天を装ったアカウント確認通知」などがあります。
また、年末になると「税金還付」「年金のお知らせ」など国税庁と偽った詐欺メールも多発するため、一層の注意が必要です。
詐欺メールや偽サイトは一見すると本物と同様に作られているため、一般人では本物かどうか見抜くことが出来ません。
急に税金のメールが来るなんて怪しいな、急に知らないメールが届いた、利用した覚えがないところからメールが来た、など少しでも不審な点があれば、必ず相談窓口に確認するようにしましょう。
詐欺や悪質商法の相談先
年末にかけて、段々と詐欺や悪質商法などが増加してきます。
もし少しでも「おかしいな」と感じたり、身の回りのひとから「ちょっと変じゃないかな」という話を聞いた際は、迷わず相談窓口に問い合わせるようにしましょう。
一度被害に合うと何度も狙われる危険性が高まるため、日頃から気をつけておくことが大切です。