竹内街道を旅する人の目印 緑の一里塚

竹内街道(たけのうちかいどう)沿いを歩いていると木の下に案内板がある光景を目にしたことがあるかもしれません。
この場所は緑の一里塚(いちりづか)と呼ばれています。

緑の一里塚

一里塚とは、古の時代に街道を旅する人々にとって里と同じくらいの目印でした。
また塚上の木がつくりだす木陰は一服をするのに絶好の場所でもありました。

この緑の一里塚は、古の旅人が一里塚を目印に竹内街道を一歩一歩踏みしめるように進んでいた歴史的な光景を現代に蘇らせたものです。
緑の一里塚には観光案内マップ石碑ベンチが設置されています。
かつて竹内街道を歩いた旅人たちのように、竹内街道を歩かれる方の目印や休憩場所として利用してみてはいかがでしょうか。

竹内街道

竹内街道とは大阪府堺市から太子町などを経由して奈良県まで続く全長約26 km 日本最古の街道です。2017年に大阪では初めてとなる日本遺産に認定されました。推古天皇時代に聖徳太子が遣隋使として派遣した小野妹子たちが帰国の際に同行してくる隋からの使者が通るために、立派な道路が必要だと考えて整備したものだという説もあるそうです。

古の時代にこの道を通じて、異国の文化がもたらされたと思うと壮大な歴史の流れを感じますね。

緑の一里塚のベンチからは二上山を眺めることができますよ。
古の旅人も見ていたであろう景色に思いを馳せながら休憩してみるのも一興かもしれませんね。

アクセス

名称 緑の一里塚
所在地 大阪府南河内郡太子町春日
アクセス 近鉄南大阪線「上ノ太子」駅から太子線に乗り、「春日」で下車後に徒歩数分
または太子町コミュニティバス総合福祉センター役場に乗り、「しなが台北」で下車後に徒歩数分
地図